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今回の魚は”ヒダリマキ”という魚です。

その日は殆ど潮が動かず、朝から頑張ったものの

夕方まで一向にアタリを捕らえきれません・・・

夕方近くなり、バッカンの中も少なくなってきました。

ここは少なめの撒き餌を仕掛けに正確に合わせ、チャンスを多く設定するか・・・

それとも、この日初めての多めの撒き餌で打ち、最後の一投としてそれに掛けるか。

私がとった選択肢は後者でした。

それまで釣れなかった事により、代わり映えしない事を続けるより、

その日、初めてとなるたくさんの撒き餌を入れての一投に掛けたのです。

先打ち5、6杯。

餌盗りも皆無の時期です。

遠投気味の先打ち撒き餌の更に沖に振り込みます。

仕掛けを先打ち撒き餌付近に正確に引き込み、残り全ての撒き餌をウキに被せました。

追い打ちは杓10杯程でバッカンの中身が底をつきました。

アタリがありません・・・

一向に状況は変わらず、”納竿・・・今日は丸ボウズか”

そう思った時です。

奇跡的にウキがシモリ始めたのです。

待って待って。

ウキが視認できなくなった時。

アワセを入れると生命反応有りです!

引きは強くはないので”もしかしたらチヌ!?”

そう思うような、やりとり序盤でしたが相手はそのうち抵抗が少なくなり、

やがて海面を割ったのは

はい?シマシマ!?




”なんぢゃこいつゎっ!見たこと無いで(-"-;A”

とも思いましたが、何せこの魚を持って誇らしげに写真に収まっている釣り人も記憶にありません。

”きっと美味くもないんかも・・・逃がそぅ”

と思い、この画像だけ撮って海に帰してあげました。

そして帰宅後、ネットで魚種を調べると・・・

”ヒダリマキ”という魚。

標準和名はタカノハダイ。

やはりそう美味…