【作】サジキドウジ
【演出】東憲司
【美術】塵芥
                
すみだパークスタジオにて  2011.12.24.


CAST
原口健太郎 稲葉能敬 池下重大 桑原勝行 深津紀暁 井上昌徳 橋本克己
鈴木めぐみ 外山博美 川原洋子 山本あさみ もりちえ 新井結香 中井理恵 椎名りお 大手忍 板垣桃子
松田賢二 西村直人 中野英樹


密かに西村さんのファンでした。彼が客演だったというだけで、フラッと観てみようという気になりました。重い舞台だって言うことは、チラシみてすぐに分かりました。どちらかと言えば、「舞台はフラストレーションの発散として楽しみたい派」の私でした。それなのに、年末最後の舞台にこれを選んだのは、自分としても想定外でした。

感想・・・・なかなか簡単には書けません。西村さんの芝居はとてもよかった。でも、それ以上に劇団そのものがよかったです。一度しか観ていませんので、西村さん以外の役者さんの名前も役名も分からないような状態です。舞台観てから随分と経ってしまいましたしね。

でも、「生きる」ってことに対してのすごいパワーもらえた気がします。
ストーリーも芝居もよかった。そして、役者さんへの舞台への情熱が凄かった。
手作りのアットホームな舞台というだけではない、ただものではない何かがそこにはありました。

重い舞台なんですけどね。根底に「ひと」の力を信じている何かを感じました。それは、脚本を書いた東さんの思いもあるんだろうけど、舞台の上に立った一人一人の人の思いもあるんだって思います。


舞台の後、キャストのみなさんが劇場の外に並んでくださっていました。西村さんに思わず話をしに言ってしまった。それまで、一度もきちんと話をしたことなんてなかったのですが、思わず・・って感じでした。穏やかな話し方と落ち着いた視線が印象的でした。