観てきました
『るろうに剣心』
んんんんん~~~~~・・・・・・・・・。
好きじゃない類の映画でした
個人的に。
私…原作まったく知りません。
読んだことも、見た事もございません。
なので、登場人物に対しての思い入れもありません。
映画 『るろうに剣心』への感想のみです。
まずね…非常に疲れた。
残虐なシーンが多すぎて、ずっと身体が固まってました
GANTZの何倍もグロイというか…残酷です…
歴史に弱い私は時代の背景もよく解らず…
本筋で言いたいことはなんとなく伝わって来るんだけど…、
どうも、何かがしっくり来ない…。
そもそも、「人斬り抜刀斎」として恐れられ、
何十人何百人と人を殺してきた剣心が
刀を捨てるシーンがあっさりし過ぎている様な…。
深い後悔の念と、新しい時代への計り知れない希望の中で
「もう二度と…!!!」というもっと強い決心を見せて欲しかった。
もしくは…
刀を捨ててからの10年をどんな気持ちで過ごし、
どうやって「人斬り抜刀斎」を封じ込めたのかを描いて欲しかった。
あまりこういうジャンルの映画を観ないので
よくはわかりませんが、
「あずみ」とか「バトルロワイヤル」的な
後味の悪さがあります。
あれだけ人を殺してしまったら、
何をどう言っても、どう生きても…、
いいわけにしか聞こえない…。
…と、思ってしまいます。
でも、役者陣はなかなか素晴らしかったです。
健くんの殺陣やアクションのスピード感は圧巻でした。
あの動きが映画全体の質を上げている様に思います。
流浪人・剣心の時の、ほのぼのとした空気も良かった
吉川アニキはね…とてつもなく吉川アニキでした。
きっとそれで正解なんだと思います。
あの空気はなかなか演じるってだけじゃ出せない、
役者本人が纏っているものだと思うから。
この役がアニキのために存在したんだと思わせます。
武井咲ちゃんも役がはまってました。
青木宗高くんも本物の格闘家(須藤元気)を相手に
素晴らしい動きでした。
綾野剛くんは…まんまGANTZの黒服(笑)
GANTZを観て召集されたんじゃないか…って思うくらい(笑)
いいんだけど…すっごく合ってるんだけど…。
出番が少なすぎ(笑)お顔が映らな過ぎ(笑)
使い方がもったいないよぉ~
香川さんはね…
造り込み過ぎ(笑)
キャラが濃~い~
もうね、出てきてすぐ立ち位置が解ります
後半ビミョーにキャラがゆるくなったのが…
ちょっと気になったけれど…
わざとなのかも知れない…です…
そして、蒼井優ちゃん
スゴイです
26歳だなんて思えない
肌を出すわけでも、ラブシーンがあるわけでもないのに
とにかくエロい。
終始色っぽさが漂っていました。
それが全然嫌味じゃないし、役を魅力的にさせていました。
お芝居も出しゃばり過ぎず、もう名脇役の域でした。
すごいな…本当にすごい。
…で、今回一番素敵だったのは江口洋介さん。
正直、そんなに期待はしていなかったから
ちょっとビックリでしたけど…
江口さんの役があったから、この作品が成立していたように
感じました。
健くんとの睨み合いも、とにかくかっこ良かった。
「剣に生き、剣に死ぬ」
なんとも切ない気持ちにさせられました。
まぁ、原作も知らない素人の感想ですので…
軽~くスルーしてくださいませ
やっぱりね…
トトロみたいな映画が好きです@金曜ロードSHOW!