こんにちは、歯科衛生士の宮本です。

 

銀木犀<鎌ヶ谷>では、新しい取り組みとして口から食べられなくなった方にも再度食べる喜びや楽しみを取り戻して頂こうとスタッフ一同で『摂食嚥下リハビリ』を開始しました。

 

まずは歯科衛生士である私が一連の動作を行い、サービス提供責任者に指導をしました。その後、各スタッフに伝えていきました。今回のブログでは、その取り組みをご紹介します。

 

 まずは口腔ケアから。

ずっと口から食べていなくても私たちの口腔内には常在菌というたくさんの菌が潜んでいます。ですので、きちんとケアをしてから行います。

 

 

 つるんとした喉越しのゼリーなどを使用します。

コップにゼリーを適量出し、スプーンで砕きます。

 

 

スプーンに少量取ります。

 

 

 入居者様にお声掛けをします。

しっかり覚醒していて、声掛けに対して返答があり、ある程度の意思疎通が出来ている状態で行います。

 

 

 まずゼリーを鼻先に持っていき匂いを嗅いでもらい、これから食べる旨を伝えます。

 

 

⑥ 口元に持っていき、ご自身で口を開けて下さったタイミングで食べて頂くので、お口を開けて下さるまで待ちます。

 

 

 口を開けて下さったのでゼリーを入れます。

 

 

 『ごくん』としっかり飲み込んだ事を確認し声掛けをして痰がらみがなければ次の一口を食べてもらいます。

 

をくり返し、『もういい』と仰るまで、または口を開けなくなられたら終了です。

 

以前のように1日3食を食べられるようになるのは難しいかもしれません。それでも1日のどこか1食でも味わう事の『楽しみ』や『喜び』が得られるようになること.........私達スタッフはもちろん、ご主人の一番の望みです。

 

今回の取り組みはご家族様の協力があってのものです。

この場をお礼申し上げます。ありがとうございます。

 

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