この世界に入る前、入ってしばらくは
「利用者(相手)の心に寄り添って」ということを
(未熟なりに)心掛けていました。
いつの間にか、この大事なことを忘れてしまうのです。
入居者の気持ちよりも、入居者の生活を規則正しく
まわすこと、時間通りにサービスを提供することに
四苦八苦している自分に気が付きます。
研修を受けることにより、振り返りができます。
新しいことを学ぶことができます。
聴いて、考えて、レポートを作成する。
スキル向上の速い、遅いはあるかと思います。
個人差はあるとしても、努力すればスキルは向上します。
スキルを向上させ、寄り添いながらサービスを
提供できるようになりたいと思います。
余裕をもって仕事ができれば精神衛生上もいいですし。
自分一人ではなかなか難しいことですが、
仲間、他の職種と連携をとりながら、
学ぶ機会は可能な限り利用して・・・
認知症になった今の姿だけでその人を判断して接してしまいがち
ですが、その人を尊重する為にも、どういう人だったのかを覚える
事はとても大切だと感じます。『自分史ノート』を活用して、
その人の大切な思い出や歴史を共有出来たら素敵だなと思います。
介護は奥が深いと改めて感じました。
慌ただしい業務の中で理想の介護を実践する事は
本当に難しい事ですが、今まで通りの“妥協した”介護では
何も変わりませんから、出来る事を見つけて少しづつ
変わっていきたいです。
せっかく銀木犀に入居して頂いたのだから、余生を安心して
生活して頂く為にもう一度自分の介護を見直していきたいです。
認知症の方と向き合っていく上で、どのような関係を築いて
いったら良いのかを少し学べたと思います。
何よりもまず自分たちが変わらないと入居者さんも
変わらないということ、気付けて良かったです。


