銀魂夢小説 夕暮れの帰り道[リクエスト] |  ★...銀の侍 銀魂夢小説...★ 

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愛を込めて夢小説書いてます! 

駄文です。更新率も低めです。リクエスト夢小説がほとんどです。

拙い文章ですがお付き合いくださいませ!

私の愛する銀さんの夢小説です!

久しぶりに書いたせいもあって私が癒されたい願望がめちゃめちゃ出てます!(笑)

私は最近一人暮らしを始めたのですが少しだけ寂しいです。

漫画とアニメがお友達。あとは勉強とピアノとレポートが私を追いかけてきます。

でも高校生のときは一日中寝てることなんてできなかったし、随分と満足な生活を送らせていただいてます。

あとは料理がうまくなれれば……(笑)

さてさて、夢小説のほうに参りましょう!

女の子の名前は まゆ ちゃんです!どうぞ☆





「まーゆちゃん」

そう言って後ろから声をかけて来たのは、私の彼氏である銀さんだった。
私は買い物の帰り道、買い物袋をぶら下げて歩いていた。
もう夕方で子どもたちが自分の家に帰り始めている時間。

彼も仕事終わりなのだろうか。

「銀さん、今日はお仕事だったの?」
「ん? 会って一言目がそれ? 銀さんは愛の言葉とか欲しい」
「うーん……さすがに会ってすぐ愛の言葉言うのは難しいかな」

私は苦笑いでそう返した。
いつも飄々としてるのに、たまにこんなこと言ってくる。
なんか嫌なことでもあったのかな。

彼は疲れているとき私に甘えてくるのだ。少しだけそんな部分が嬉しかったり。

銀さんは私の買い物袋を奪って「送ってやんよ」と一言、隣を歩き始めた。

「俺、ちょっと今日、疲れちゃってんだ」
「うん、お疲れさま。一緒にご飯食べる?」
「おう。頼む」

良かった。一人暮らしの私は、彼と一緒に過ごす時間ほど楽しいものはない。
たまに寂しく感じる生活も彼がそばにいるだけで幸せな時間に変わる。

「嫌なことあったら聞くよ?」
「いやいや、別にな。お前の顔見たら結構楽になったわ」

銀さんが私を見下ろしながらそんなことを言う。
さらりと発せられた言葉に不覚にも嬉しくなっちゃって、言葉を詰まらせたまま目を反らしてしまった。

「おやおや、お前そんな照れるやつだっけ?」
「そ、照れてない!」
「無気になるなって、お前が俺のこと好きなのはちゃんとわかってるからよ」
「ちょ、そんな恥ずかしいこと大きな声で……!」
「え、違うの? 俺のこと嫌い?!」
「い、いや、嫌いじゃない……けど!」
「え、じゃあなになに? 嫌いじゃなかったら……?」

私はそこでやっと気づいた。こいつの目が意地悪く笑っているのを。
思わぬうちに彼の手中を転がされている。
耳まで顔がじんわりと熱くなるのを感じる。

「そ、そんなこと言わせようたって……!」
「銀さん知りたいなー?」

わざとらしく声に抑揚をつけて言う彼は確信犯だろう。
私は口をぱくぱくさせるもまた何も言えない。
なんて弱いんだ私の心は。
彼が楽しんでいるのを感じとってしまうと、それに便乗してしまう。

惚れた弱みとはこのことだろう。

買い物袋が私の心のように揺れている。

「言ってくれないんだったら……裸エプロンとかして貰わないと銀さん癒されない」
「絶対やらない!」
「じゃあ言ってくれよ。もう銀さんめちゃめちゃ癒されたくて仕方ない」

胸が詰まる。私の声も少し高くなる。
気持ちが昂っちゃって仕方ない。
彼に「好き」って一言、言えないよ。言うのがこんなに緊張するなんて思わないでしょ。

彼の顔を見ると、見るからに口角を上げて私の発する言葉を待っている。
いやいやいやいや。
言う? 言っちゃう? 

気づけば周りは住宅街。私の住むアパートへの道のりもあと少し。
特に人も行き交っていないのもあり、私は意を決した。
足を止めて銀さんの裾を掴む。

銀さんは首を傾げて、優し気に笑っていた。
まるで「言っていいよ」とでも伝えるようだ。
夕日に影をつくる彼の姿。いつもよりかっこよくて、風に揺れる銀髪も目を惹いた。

「銀さんが……好きだよ」
「んー、もうちょっと大きい声で」
「……好きっ」
「もう一回」
「もう! 好きだってば!!」

そう言うと彼は笑って私の頭に手を置いていた。

「うん、かわいいかわいい」
「ちょ、そんなペットみたいな」
「俺も好きだぜ?」

またまたさらりと言ってのけた。
さっきまで笑っていたのに、また優しい顔でそう言った。

彼の反則技。大きな手を私に乗っけて、はにかみながら好きだなんて。

やられてしまう。

また胸がきゅうっと詰まる感じがした。

ああもう、好きだなあ。

「じゃ、ご飯作って貰おうかなー」
「う、うん」
「ついでに泊まってい?」
「……!」

彼はそうとだけ言うと、私の顔を見ずに歩きだした。

今日の夕方の私たちはまれに見るほどのバカップルぶりだっただろう。


end



前回は長かったですけれど、今回は短いですね!(笑)
いや、Sな銀さんを書こうと思ってたらなんかバカップルになっちゃいました。

Sってどんな感じかなって思ったら言葉攻めかなって思って。
でも愛のあるS感が欲しくて。
きっと銀さんは好きな子にものすごい優しい眼差しを向けるんだろうって。

そんな妄想をするだけで私はとても幸せでした。

まゆさん、素敵なリクエストをありがとうございました☆



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