先先日、やっと今学期最後のテストが終了してウキウキのみうです。
胡桃んさんから甘か激甘のリクエストを承りました。
次からは通常運行と言い張ってしまったので頑張って書きましたよ(^▽^;)
明日は特別枠のリク夢小説が入っておりまして、そういう訳です((どういう訳だ
銀ちゃんの夢小説が着実に多くなってきてますね。
こんなに偏りがあって良い訳ないのですが、リクエストは一応銀ちゃん多いんです。
沖田さんも銀ちゃんに負けないくらいリクエスト入ってます、はい。
この小説、最後はもう疲れてきてます。文章が簡単になりすぎててよく分からないかもですよ((直せや
それでも宜しければお付き合いくださいませっ!ではどうぞっ!
真昼間。居間で雑誌をパラパラと広げていると、神楽ちゃんと新八君が玄関に向かっていった。
「あれ、新八くんと神楽ちゃんどこ行くのー?」
「姉上が出かけるそうで、留守番をして欲しいと連絡が入ったので帰ります」
「私は酢昆布買った後によっちゃんたちと遊んでくるアル!」
「あ、そうなんだ。銀ちゃんは?」
「寝室で寝てます」
「起こすの面倒くさいアル。というか部屋もジャンプ散らかしまくってて入りたくもないネ」
冷たい目と冷めた口調で神楽はそう言った。新八はそんな神楽を宥めながら早々と玄関から出て行く。
やがて一人残された私は、銀ちゃんの寝室へと足を伸ばした。
――まったく、子供たちが呆れてんよ。ダメじゃん、ちゃんと面倒見ないと。
私は万事屋で暇を潰していた。潰すと言っても、彼氏である坂田銀時に会いにきてるという理由もある。
基本そんな日々がここ最近続いていた、抵抗はない。言うなれば、自分の居場所が彼の近くだ、と思い始めたから。
家に帰っても一人で、銀ちゃんが傍にいないとつまらない。
どれだけ家の中を温かくしても、全然温かく感じないのだ。
襖を開けてみると寝まきに身を包んだ銀ちゃんが寝像悪く眠っていた。良い大人がもう昼近くなるのに寝ているなんて、みっともないなぁと思いながら近寄ってみる。
「銀ちゃーん、起きなさい起きなさい。速やかに布団を畳んで起きなさい」
「………………ん」
「銀ちゃん起きなさい」
「んぅ…………すー…」
「起きろっつってんだろこの天パ野郎」
「悪かったなコノヤロー」
ほんの少しイラっときたから思わず天パと言ってしまった。そしてそれが聞こえていたという。それ以前に起きてたのかコイツ。タヌキ寝入りかコノヤロー!
「起きてたんかいっ! だったら最初から返事してよっ!」
私がそう言って突っ込みを入れると、何を思ったか彼は口端を上げて次の言葉を発した。
「おう。じゃ、一緒に寝っか」
「うんっ!?」
その瞬間に目の前が反転した。
布団から一瞬で手が伸びてきたかと思ったら腕を掴まれて、一気に引っ張られた。
気がつけば銀ちゃんの布団の中に引き入れられていて、温かい敷布団の上だった。
バサリと上から掛け布団もかけられ、完全に一緒に寝る体制になっていた。
「手、冷てーなおい」
「ちょっ、な、なななな何やってんの!?いっ、いい一緒に寝るって…!!」
「なに?ドキドキしてる?」
すぐさま胸に飛んでこようとする右手を私は必至で阻止をした。
何を考えているんだコイツはっ!!絶対やらしいこと目的だろっ!乗らないからな!絶対乗らないからな!
「いやらしいことしたら新八くんたちに言うからねっ!!」
「えー、態度も冷たーい。銀さん傷ついちゃう」
「急にこの状態にされてんだから仕方ないでしょ!」
そんなこと言っても全く意味のないようで、銀ちゃんは笑いを堪えるようにただ見つめてくる。
その瞳に何も言えなくなってしまったじゃないか。
言葉を詰まらせてしまうが、私が文句を言ってやろうとして口を開いた瞬間だった。
今度は私がそれを阻止されてしまう。
「いーから大人しくしろっての」
「なっ―――」
阻止なんて出来ないくらい早くスルっと後ろに手が回されて、ぐいっと抱き寄せられてしまった。
銀ちゃんの胸板に顔を埋めるような体勢で、強く腕の力を加えられる。
彼の体はとっても温かい。そう思ってしまうことで、この状況が恥ずかしいと思ってしまった。
顔は急に暑くなる上に、身動きが取れない。
「お前の心と体を温めようという俺の優しさに感謝しろ」
「するかそんなもんっ!!」
「とか言ーつつお前顔真っ赤だからね、説得力ないかんね」
「うううううっさい!馬鹿っ!」
「お前はただのツンデレって奴だ、バーカ」
なんだかんだ言って、大人しく抱き寄せられているのも事実。私は、ちゃっかり嬉しいとか思ってる。
やっぱり好きで好きで仕方ない彼には結局敵わず、不思議なもんで最終的には私も素直に受け入れてしまう。
「…手、出したら許さない」
「えー…? んー…まぁたまにはそれでもいーか」
「たまにはって…」
私は自分からこういうことは出来ない。やろうと思わないから、銀ちゃんをそういうところでは尊敬するよまったく。
「もー、着物も銀ちゃんの所為で乱れちゃったし…仕方ないから一緒に沿い寝してあげるよ」
「おっ、デレた」
「デレてないっ!! その代り変なことしたら腹パンするからね」
「心配すんな、しねーよ多分」
「その最後の言葉が心配なんだよ」
こんなこと、神楽ちゃんたちにみつかったらどうすんだか。
――私は責任なんて負わないからね。全部自分でなんとかしろよコノヤロー。
「…………お前体冷え過ぎ」
「……だって雪降ってるもん」
「へーそうなの。あ、足なんか凍ってるみてェだなオイ」
「万事屋が床暖房じゃないんだもん」
「なんだ、それは俺に対する要求か。無理だぞ、そんなもん」
「分かってるって。…………銀ちゃん足あったか過ぎ」
「暫く俺にひっついてなさい」
「………………はい」
足が絡んで来るのに、私はそれがどうしても嬉しくて自分からも絡ませてしまった。
こんな風に抱き寄せられて寝られるなんて、普通に銀ちゃんが彼氏になってからしか経験したことがない。
エロくて馬鹿で子供で天パで無鉄砲で、すぐに無茶するような奴だけど…。それでも人一倍の優しさを感じることもあるから、離れたくなくなる。
息苦しいはずだけど、この息苦しさが逆に幸せで、私は目を瞑った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「起きろー、お嬢さん」
「んっ………?」
私はあのまま寝てしまったんだと、すぐに気付いた。目の前には変わらず彼がいて、一緒に布団の中だった。
周りに目をやれば、窓から夕焼けの光が差し込んでいる。
「えっ!?ちょちょ、い、今何時!?」
「あー…っと、4時半くらい?」
「ぎゃァァァ!!神楽ちゃん帰ってきたらどうすんの!?え、どうすんの!?この状態ヤバイ!!」
「うるっせーぞ、耳が痛ェ」
とりあえず布団を上げて、居間でとりあえずなんかしてないと…とりあえずあらぬ誤解をされる。とりあえず布団を畳もう。“とりあえず”多いな畜生。
もしかしたら新八くんも万事屋に帰ってくるかもしれない。
そんなことを思っていると、瞬く間にガララと玄関のドアが開く音と神楽ちゃんの威勢のいい声が聞こえた。
「たっだいまヨー!!」
ドタドタと居間に入ってくる音がして、私は「終わった」と思った瞬間だった。
私は一気に布団の中へ再び引きいれられた。そして勢いよくまた布団をかけられたかと思えば、銀ちゃんがシーっと口元に指を立てて私を黙らせる。
そして銀ちゃんが寝室の襖を開けて居間に向かった。
「あれ、銀ちゃん。今起きたアルか?」
「まぁな、っつーかお前タイミング悪過ぎ」
微かに聞こえる彼と神楽ちゃんの声に耳を澄ませる。
「酢昆布切れてんの忘れてた、買いにいくぞー」
「まじでか!!じゃあ私下で待ってるネ!! あれ、そーいえば―――」
「アイツなら帰ったぜ。そら、さっさと先行け」
「分かったアルー!」
そんな会話と共にけたたましい足音が玄関に消えて、ガララとまたドアが開いて閉じる音もした。
――行った、よし行った!
私はここぞとばかりに布団から起き上がり、居間へ入った。
「ありがとう銀ちゃん!」
「ん、礼はこれで頼むわ」
「んむっ!?」
ちゅっというリップ音が響いた。
キスをされたのは分かったのだけれど。
私はとにかくまた恥ずかしくなって、何も言えなくなった。
「着物、ちゃんと直せよ。気ーつけて帰れ」
と後ろを向きながら手を振って、銀ちゃんも玄関から出かけて行った。
end..............
甘く出来ましたでしょうか(・∀・)
最後は銀ちゃんがクールに仕上がってしまいました、全然甘くねェ(((おい
激甘と呼べるものではないですね、すいません…!!
私はまだまだ未熟者な故、キャラクターたちに上手く感情が乗せられません(ノДT)ブワッ
コツとかアドバイスとか、私に努力して貰いたいところなどありましたらどうぞ遠慮なくっ!!!むしろお願いします。
ではでは、駄文ですいません胡桃ん様!!素敵なリクエストありがとうございました(^O^)
↑ランキング参加中です♪最後に一回宜しくお願いします!ヾ(@^▽^@)ノ