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パリからギリシャ🇬🇷に移住を考えてました。


オリーブで有名なカラマタで、
物件を見れども見れどもピンと来ず、
宿泊先を拠点としている6匹の野良達に
ダメだと分かりつつメシをやり、
海を眺めながら


「今回はあんまり収穫がなかったな」


なんて思ってました。

宿泊先には6匹の野良猫が住み着いており、

6匹の野良には分かりやすいヒエラルキーが。


猫1はオーナーのほぼ飼い猫ポジ(既に家猫)
猫2も飼い猫までもう一歩で家と外を気ままに行き来。行動に余裕が見られます。
猫3〜5は推定生後半年以内の子猫たち(おそらく兄弟)はキャッキャキャッキャしていて楽しそうに見えなくもない。

そして猫6 
毛並みがガッサガサで圧倒的なコンディションの悪さ。全身から老成している感を醸し出していた茶トラ。目には目ヤニがこびりつき、鼻には鼻汁と鼻くそ付き。


「コイツ…ダントツにぶさいくやな」


単純にそう思いました。
が、ご飯を食べたあとも私たちから離れず、
物おじせずに私の膝に飛び乗ってきてぶさいくなりにアピール。

子猫たちがご飯食べてる間はお行儀良く待ち、                                                                                                                                                                        子猫たちが戯れてるのを「こんな時もあったね」的に達観している感が切なくもあります。


何ともいじらしいので猫6をジンジ(ジンジャー色だから)と呼び始めました。(なんて安直な!)


宿泊先を離れる時、罪滅ぼしのごとく良いキャットフードをたっぷり置きレンタカーでそろそろとバックをし始めると、

ガツガツ食べてたのをスッと辞めてジンジがこっちを見てくるわけです。
あの眼差しを思い出すと今でも胸が痛い。



「あの子は連れて帰らなきゃダメだ」



一晩悩んでジンジを保護(てか拉致)することを心に決め、
その後の予定をひっくり返し戻って来た時のジンジ猫

一回あなたのことを捨てました。
本当にごめん。
バカなしもべについてきてくれてありがとうチュー