ちょっと思い出したから、グチ。
いつの頃からか、髪は真っ黒ではなくなった。
初めてカラーを施してもらったのは、社会人1年生のときに、会社の先輩に紹介された青山にある小さなサロンだった。
静かで、丁寧で、シャンプーも時間をかけてじっくりスッキリ。
なのに、安心価格。
仕事を辞め、実家に戻っても
高速バスで東京まで来ては、
この美容院に通っていた。
でもいつの間にか、何かをきっかけに
原宿のサロンへと変わった。
このサロンがまた大変なとこで。
最初の1年くらいは最高によかった。
でも、ある日突然現れた男性のスタッフが、不思議な黄色いメガネをかけており
明らかにプラプラ~っとしてるだけで
しゃべり方もマナーがなく
「なんかこの人じゃイヤだな」
と、思ったのだった。
そして、恐れていた日がついに。
相変わらず黄色いメガネをかけたそいつは、雑に髪をサバサバ触りながら、
「色、どぉーしますぅう?」
と聞くので、
少々カタいところに勤めている為、
落ち着いた色味で。
だけど、柔らかさも欲しい。
すると聞いてるような、聞いてないような
とにかく気が散るタイプらしく返事もうわの空。
ヒヤヒヤしながら
仕方がないので委ねた。
「あい、いかがすかぁぁ?」
そう言われて鏡を見たら、
宝塚スターのような金髪になっていた。
けしごむは、クレーマーではない。
外で騒ぐのはお下品だと思っている。
しかし。
このとき、初めて、店で怒った。
まず話を聞いてんのかと。
そして、いつ来てもあなたの接客は引っかかると。お客さんは意外と見ているよと。
それより何より、何度も落ち着いて柔らかい色でと言ったのに、この色になるっつー事は、色がわかんないのでは?
その黄色いメガネのせいではないのかね? とりたまえ!と。
すると、ある女優さんの名前を叫びながら、その女優がもう来ちゃうから来ちゃうから!とテンパり出した。
そんなこたぁ関係ないのである。
その女優ちゃんは誰かに任せろ。
まずはこの宝塚をなんとかしなさい。
しかし、目は白黒し、右往左往するだけ。
じゃあその女優をそこへ座らせ、
同時に処置しなはれや。
そして、黄色いメガネをとりなさい。
女優が、女優が、、、、
いーからメガネを。
ラチがあかず。
結果、彼では役に立たず、
彼より上の人がやってきてまともな色にしてくれたのだった。
とにかく、見事な金髪だったのだ。
厳しい言い方だが、
この黄色いメガネBOY。
お仕事上、ある程度のナルシストもいいけれど、あんなに後輩に威張りながらふらふらしてるのに、一言こらっ!といわれただけでテンパって何にも手につかなくなるなら、トップスタイリストとして女優さんを仕上げるのは難しかろう。
おまけに下世話な話、会計5万と言われ
カットしてくれる人は好きだったので
残念だが、それから行っていない。
今は笑い話だが、本当に残念。
そして来ちゃう!来ちゃう!の女優さんを見るたびに思い出す。
美容院を変える時は、
なんか節目が関係している気がする。
あんなに通っていたのに、
いつの間にか行かなくなったり
また急に行き出したり。
これまではうまくコミュニケーション取れてたのに、ある日行ったら忙しかったから疲れてるのか、なんだかこちらが気を使う美容師さんもいる。
髪の悩みは、正直な話、
自分がいちばんよく分かっている。
高校生の頃、渡辺満里奈の写真を切り抜いてこんなショートにしてください、と言ったら鼻で笑われ「無理」と言われた事もあった。
この美容院も、友達の間ではなかなかいいと言われてたから初めて行ったのだった。
でもさ、クセ毛のお客さんにはぜんぜん よくないじゃん?
傷ついて終わり。
けしごむは、かなりのクセ毛。
だから子供の頃から美容院選びには
かなり慎重である。
流行りの髪の結び方を聞いたら、
今多くの女性がそれをしてるのに
「???」という反応だったり、
無理、とか言われるとがっかりする。
別に顔を渡辺満里奈にしてくれ、とは
言ってない。
頭の形や髪質を見ながら、じゃあこんな感じならまとめやすいよと言ってくれればそれでお客は満足し安心できるのだ。
ところが時々、こういうお店やしゃべり方をする美容師に出会った経験があると、必要以上に緊張し、クセ毛をうらみ、悩んでしまうのである。
最近はまた、節目を感じており
これまでの美容院を卒業する気がしている。
美容師さんには、
あーこのお客さんが言ってるみたいにはなんないんだよねー、説得めんどくせーなと思っても
どうか優しくうまーく希望の予定変更をさせてあげてほしい。意地でもこれにして!とは言ってない。
そしたらたぶんさ、その子は一生お店に通うだろう。
【本日の消しゴム】
こんな黒髪の頃は、まっすぐだった。
三つ編みもするする編みにくい程
天使の輪みたいのがあった。
今はビバ!カラーとさえ思っている。