もう去年のことになってしまったが、12月にお楽しみ会をした。
うちの区は、宗教的な問題もあって、クリスマス会というのは、どの園もやっていない。
その代わりに、「年末子ども会」というのをやっている園が多い。
名前にこだわっている割に、結局、サンタが出てくることも多いのだが。
今の園に来て2年目だが、この園は、「年末子ども会」は、やっていなかった。
しかし、いろいろあって、今年から、「お楽しみ会」というのを始めることになった。
今回は、12月にやることになったのだが、クリスマスとは完全に切り離すという方針になった。
自分は、この会の係をもう一人の男性保育士と2人で担当していて、内容を考えなければいけなかったのだが、出し物ショーみたいな感じにすることにした。
うちの区の保育園は、だいたい誕生会を毎月一回やっている。
自分が保育士になった頃は、誕生会の係になると、いろんな内容を考えて、作り物を作ったり、練習したりしていた。
ところが、何年か前から、少しずつ誕生会の内容を軽くする方向性になってきているようだ。
誕生児を簡単に紹介するだけで、今の園も前の園も、その後に、「先生からのお楽しみ」みたいなものはやっていない。
保育士の仕事の軽減というのが理由らしい。
個人的に、それって、なんか楽したいだけじゃんって感じで気に入らない。
子どもが喜ぶこと、子どもにとって必要なことに、時間をかけるのが保育士の仕事だし、それが嫌なら辞めりゃーいいじゃんって思っているし、会議でも言っているが、だいたい言い負かされている。
誕生会がそんな感じなので、子どもたちは、ちょっと長めの集会に参加する機会が減ったし、保育士も自分で考えて何かを見せる経験ができなくなっている。
ということで、見せる集会にすることにした。
本当は、全部、自分がやりたいようにやりたかったのだが、そこは我慢して、若手の人をペアにして、出し物を考えてもらう構成にした。
4チーム作って、どれが面白かったか、最後に年長に採点してもらおうと思ったのだが、そこは職員会議で却下された。
別に子どもが傷つくわけじゃないし、点が一番低かったからどうだってわけじゃないし、だいたい出し物をやらない人がそういうことを言うなよって思ったが、結局、それはやめることになった。
頭固いなって思う。
4つのチームは、パネルシアターをしたり、パペットショーをしたり、手品をしたりしていた。
自分も、もう一人の男性保育士と組んで、4つのチームの一つとして、アクションショーをやった。
保育士が宇宙人に体を乗っ取られて、それをもう一人の保育士(私)が助けるという寸劇で、その中にアクションを入れた。
完全な劇ではなく、本当に○○先生が宇宙人になったっぽい雰囲気にして、子どもに、「もしかしたら本当かもしれない」って思わせる感じにした。
人によってはくだらないって思う感じの内容ではある。
前の前の園では、お楽しみ会を年に何回もやっていて、カラオケ大会や歌謡劇をやったり、ヒーローをテーマにして、ちゃんとウルトラマンのマスクをつけてアクションをしたり、自分が変身するミニ映画を作ったりした。
それに比べると、今回は、だいぶ軽かったけれど、そこそこ自分がやりたいようにできて楽しかった。
何日か経っても、「なんで○○先生は、宇宙人になっちゃったの?」などと寸劇の内容を質問してくる子が何人もいた。
こういう時、内容は全然道徳的でないけれど、子どもの中に少しでも残るものがあったのを感じて、すごく嬉しくなる。
保育士をしていてよかったって思える瞬間の一つである。