何でも話せる先生 | 現役男性保育士の保育園では言えないこと

現役男性保育士の保育園では言えないこと

都内で保育士をしています。
普段感じていることを書いていきたいと思ってます。

たまに、すげえ厳しい保育士がいる。

大人が見てても、厳しいなって思う。

 

前の園にも、そういう保育士がいた。

そのクラスの子たちは、すごく言うことを聞いていたけれど、無言の圧力がかかって、聞かされていたんだと思う。

その保育士とは、やっぱり考えが合わず、園庭の真ん中で言い争いをしたこともある(それは決して褒められたことでないのはわかっているが)。

その保育士が異動になって、そのクラスの子たちは、次の年、伸び伸びしていた。

私はよく「この保育園で誰が一番怖い?」とかって聞いちゃうのだが、そうすると、その保育士の名前が挙がっていた。

 

保育士を呼び捨てにしたり、あだ名で呼ぶ子がいる。

呼び捨ては、まあどうかと思うが、言ってもかまわないと感じさせるくらいの保育士くらいでいいのではと思っている。

子どもが、保育士に委縮して言いたいことが言えないっていうのは、やっぱり違うと思う。

子どもが何でも言える保育士でいたいと思っている。

ちなみに、私は、「おじいさん」とか言われている。

 

私は、だいたいふざけたことばっかり言っている。

わざと間違ったことを言って突っ込ませたり、いい加減なことばっかり言ったり、変顔してBGMつきで子どもを追いかけまわしたり…。

別に、子どもに話しかけやすい雰囲気を作るためにやっているわけではない。

子どもたちが、キャーキャー言って喜ぶのが面白くてやっているだけで、自分のテンションも妙に上がっている。

いい加減なことを言ったり、必要以上に子どもを興奮状態にするのはどうなのかなって思う時もあるけれど、楽しくてやめられない。

 

大人としゃべっている時は、その場が凍りつくのが怖くて、なかなかギャグも言えないけれど、子どもたちは、つまんないこと言っても反応してくれて、本当にありがとうという感じである。

つまり、自分のためにやっているのだが、お互いに楽しいんだから、いいんじゃないかと思っている。

ただ、年長くらいになると、馬鹿にされだすので、相手によりけりってところもある。

そんなことばっかりやっているので、子どもたちによく「ゆめぼし先生って面白いね」と言われる。

その時、私は、「普通です」って答えている。