久しぶりの0歳児担任 | 現役男性保育士の保育園では言えないこと

現役男性保育士の保育園では言えないこと

都内で保育士をしています。
普段感じていることを書いていきたいと思ってます。

4月から、久しぶりに、0歳児クラスを担任している。

保育士になって4年目の時に担任して以来である。

 

うちの区では、0歳児クラスがある保育園とない保育園がある。

去年の3月までいた園は、0歳児クラスがなかった。

その前の園はあって、ほとんど毎年、希望を出していたけど、担任させてもらえなかった。

 

ないと、当然担任できないから、ある園に行った時は、担任をしたいと思う。

ただ、園長によっては、男性保育士は、あまり担任させない傾向の園長もいる。

 

今回は、自分がクラスリーダーじゃないから、ちょっと気が楽に、0歳児クラスをまた学び直す気持ちで担任している。

3月に、担任することが決まってから、ちゃんと、保育書を読み直している。

 

久しぶりに担任になって、前と違うなって思ったのは、食材のチェックが厳しいこと。

献立表をチェックして、家で2回食べたことがないものは、除去している。

当然食べたものは、それぞれだから、すごくチェックが大変。

前の担任の時は、そんなことなかったから、いろいろな面で、保育が細かくなっているのを感じた。

午睡チェックも、何年か前から、5分ごとになっている。

 

ここんとこ、1歳児クラスを2年続けて担任して、その次は、3歳児クラスを2年続けて担任していて、割と同じ年齢の担任が多かったこともあって、経験で保育している感じだったから、久しぶりの0歳児クラスは、本当に新鮮だし、知らなかったことも多い。

 

子どもたちは、4月は、かなり泣いていたけど、だいぶ落ち着いてきた。

とはいえ、寝たり起きたりだから、幼児クラスのように、午睡中に、子どもから離れているというのはなくて、一日中保育している。

0歳児クラスって、時間がなかなか経たないイメージを持っていたんだけど、全然そんなことなくて、どんどん時間が過ぎ去っていく感じである。

一日がすぐ終わってしまう。

ずっと保育しているのは全然苦じゃなくて、会議にもあまり出なくていいし、会議や事務より、保育している方が好きなので、毎日すごく楽しい。

ただ、事務の担当はあるので、結局、サービス残業になってしまっているけど。

 

ミルクを飲ませたり、抱っこで寝かせたりしていると、忘れていた感覚が蘇ってくる。

なにより、自分が、全面的に必要とされている感があるのが、最高である。

他の保育士の誰よりも、自分のことを好きな子がいるというのは、何事にも代えがたい感じがする。

 

先日、午後、研修に行って、終わって、クラスに帰ってきたら、すごくうれしそうに、遠くの方からハイハイしながら、自分のところに来る子がいた。

こんなに小さくて、まだ歩けもしないのに、わざわざ来てくれるなんて。

本当にうれしかった。