JR石北沿線応援ツアー 

 オホーツク「黄金郷」の時代をたずねる
  金山と森林鉄道、4つの産業遺産めぐり
 
 2017年11月3日4日、無事終了しました。
 出席者の皆様、各関係機関の皆様、大変ありがとうございました。


ツアーの内容は、数回に分けて ブログにアップしていきたいと思います。


北の王鉱山は、、大正5年農夫が開墾中に金塊を発見し、大正7年「北ノ王鉱山株式会社」が
設立され、昭和12年Goldrushを迎えます。
北海道を代表する建築家田上義也さんらによって、都市計画とともに理想の「黄金郷」として
開発されました。1年ほどの間に町の機能全てができるという驚くべき速さで建設されました。
しかし、昭和13年をピークに、昭和18年には、政府の金鉱山整備令で閉山となりました。
閉山してからこの遺構も朽ち果てようとしています。
しかし、この繁栄をかつての郷愁としてではなく、衰退の歴史からオホーツクの未来への教訓を見出すものにしたいと思っています。

11月4日 雪の「北の王鉱山跡地」です。
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「北の王鉱山跡地」に入山する4日の朝、生田原は積雪でした。
町内在住のガイド多賀さんの第一声は、皆さん、いいお天気になり良かったですね!」
そうです。積雪の「北の王鉱山跡地」に入れるなんてとてもレアなことです。 

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遺構群入口までの道のり。
徒歩希望の方々の後ろすがたに声援です
あっ。前方を歩いている方々は、徒歩希望ではありませんでした。
乗っていた車が立ち往生してしまい徒歩移動になってしまった方々でした。
「頑張って~くださ~い」
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遺跡群入口から見下ろした風景です。
綺麗です。

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雪のナナカマドも綺麗です。

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一部のスタッフを除いて遺構群入口に到着しましたので いよいよ ここからです。
木々から落ちてくる雪で降雪のようです。
足元には、雪や落ち葉。木の枝。ぬかるみ。穴。朽ちそうな階段も。
足場の悪いなか
みなで声かけあって、助け合いながら80代の方も頑張って歩きました。
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スタッフと取材のTVクルーの方も到着です。

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足元を気にしながらも、ほかの参加者のかたを気遣いながらの探索です。
あっちこっちから、「大丈夫?」「ありがとう!」のほのぼのとした会話が聞こえてきます。

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精錬所の遺構にある通路。使用方法は不明です。
秘密の入り口のようなトンネルに歓声を上げながら、入っています。

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あっという間に作られたこの黄金郷は、設計、建築、使用の記録。どのように撤去され
大量の廃材はどこに行ったのか。ほとんどわかっていません。
とても謎の多い北の王鉱山なのです。

JR生田原駅横にある生原温泉ホテル「ノースキング」は
この「北の王」からネーミングされました。
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