みなさんは、「学歴フィルター」って聞いたことがありますか?
有力企業に入社するには、「早慶」や「MARCH」といった出身大学ランクのフィルターがあり、そこから下の大学出身者は書面審査の段階で落とされるといった話です。
この手を話があるゆえ、フィルターにかからない大学に進学しようと大学受験を頑張る原動力になっている面もありますが、実態を正確に知るべきと思い記事にします。
そんな学歴フィルターの実態を正確に知るための素晴らしいサイトがありますので紹介します。
こちらのサイトです。
リンクは、三菱商事の2022年の出身大学別入社人数ですが、下の方から他の企業もみることが出来ます。
昨日記事にした就職偏差値75の三菱商事と55のニトリで比較すると下記のとおりになります。
【三菱商事】
慶應25、東大21、早稲田20、京都6、東工・一橋・阪大5、名古屋3、北海道・東北・上智・明治2、神戸・九州・筑波・横国・国際教養・中央1の計104
東京一工阪早慶 87/104(83.7%)
旧帝一工早慶神戸まで入れると96/104と92.3%となり、残りの8人も準難関の国立5名と上智とMARCHの3名でMARCH未満はいません。
実質的に東京一工阪早慶でないとかなり厳しい(もちろん東京一工阪早慶の中で厳しい戦いがありますが)と考えて良いと思います。
【ニトリ】
MARCH65、関関同立58、旧帝33、早慶上智30、日東駒専14、名城南山11、その他16計227
MARCH・関関同立がボリュームゾーンで日東駒専までは勝負できる感じになります。
他の会社も眺めていただければ分かりますが、私なりの結論は下記のとおりです。
東京一工阪早慶までは、確実に学歴フィルターにかからないし、大学間の差はあまり見受けられず、人物本位の勝負になる。
阪大以外の地方旧帝や準難関国立は有力企業の採用人数が少ないので判断が難しいが、学歴フィルターに引っかかることはない。
上理MARCHは、企業による。
そのように考えると、
難関国立が残念で併願の早慶に合格している場合は、浪人する必要はない。MARCHになってしまった場合は、浪人すべき、というのが正解なのかもです。
ただ、これはあくまで優良企業への就職のことだけを考えた場合です。
また、紹介したサイトに出身学部はの記載はありませんが、早慶でも学部フィルターがある可能性があります(理工学部・法・政経・経済なら大丈夫と思いますが)。
概ねこんな感じかなと思いましたが、みなさんも各社の採用状況をみてご判断いただければと思います。
結構、眺めていると各社の特徴が分かって面白いです。同じ超難関と言われる企業でも東大好きなところもあれば、出版社のようにMARCH未満もとってもらえるところもあります。