では、東工大から志望校を下げる場合、具体的にどこの大学を狙うか、そして、どのような戦略を立てるべきか、いわゆるプランBについて書きます。
まず東工大から志望を下げる候補先を考えてみます。
難易度からすれば旧帝大や神戸・筑波・横国あたりになるのではないかと思います。
ざっくり言うと東工大D判定(E判定が最低の場合です)なら、阪大・名古屋でB-C判定、東北大B判定、北大・九大以下ならA-B判定くらいになると思いますので、合格が十分に見えてきます。
そして、どこを選ぶかは住んでいる場所に大きく影響すると思います。
地方の方であればその地域の旧帝大、北海道なら北大、東北地方なら東北大、中四国・九州地方なら九大といった具合かと思います。
例外は首都圏。
首都圏の場合は、東大以外に旧帝がないので地元志向の方は筑波、横国、千葉、お茶の水女子あたり、拘らない方は地方旧帝大になるのかなと思います。
河合塾の偏差値でいうと東工大は65です。河合塾の偏差値は2.5刻みなので、65と62.5ではたいして変わらない場合がありますので、偏差値60以下から候補大学学部学科を例示してみました。
大学名/学部/学科/偏差値/共テ得点率【二次割合】
東工大/工学院 65/80%【100%】
大阪大学/基礎工/電子物理 60/80%【70%】
名古屋大/工/電気電子情報 60/80%【68%】
東北大学/工/電子情報物理 60/80%【64%】
北海道大/総合理系/科学 57.5/78%【61%】
九州大学/工/Ⅰ群 57.5/77%【60%】
神戸/工/電気電子 57.5/78%【63%】
筑波/総合選抜/理系Ⅰ 57.5/79%【63%】
横国/理工/電子情報 57.5/80%【57%】
千葉/工/電気電子 57.5/75%【67%】
お茶の水/理/情報科学 57.5/79%【56%】
学科が多すぎて記載しきれませんので東工大工学院を想定して適当に学科をピックアップしています(工学部のないお茶の水は除く)。学科によって差がありますので、同じ大学でも上表より高いところ、低いところがありますのでご注意ください。
では、具体的にどう選べば良いか?
そして、具体的な戦略をみていきます。