昭和生まれ平成入社の私たちアラフィフ世代の夫婦の働き方は、
ダンナが稼ぎ、妻がサポート
するといったモデルが一般的だったと思います。
実際、私の高校・大学の同級生や先輩・後輩、あるいは、同僚を見る限り、子どもがいる夫婦でおくさんが正社員として今でも働いている人はほぼ知りません。
働いているとしてもパートなど非常勤で年収200万円以内で働いているケースが殆どです。
おくさんのほうが学歴が高かったとしても、です。
おくさんが某外銀のパートナーにまでなり世帯年収がおそらく9桁という夫婦もいますが、例外中の例外だと思います。
実際に大手企業をみても、部長以上でバリバリと働いている既婚子持ち女性はとても少なく、ダンナが稼ぎ妻がサポートする夫婦のモデルが昭和生まれ平成入社時代のデフォルトになっていたのだと思います。
このような背景から、企業の就業ルールも出産・育児を前提としたものとなっておらず、どんなに優秀な女性であっても出産を機に会社を辞めざるを得ない状況となっていたのだと思います。
しかし、時代は変わりました。
労基が厳しくなり長時間労働は罪となる時代になり、才能の無さを残業という名前の努力でカバーできる時代ではなくなりました。
また、女性の幹部登用が半ばノルマのように求められる時代になりました。
令和入社。
子育てを前提とした働き易い環境に大きく転換した時代。
夫婦のカタチはシングルインカム前提からダブルインカム前提に大きく変わると思われます。
東大・東工大など難関大学出身の女性を妻に持つ夫婦のカタチのパターンは以下が考えられます。
(起業や医者など資格持ちではなく2人とも大手上場企業に就職したパターンで考えています。)
【パターン1】夫婦ともバリキャリ
お互い子育てに協力しながら、本社執行役員・本部長クラス以上を目指すパターン。
【パターン2】どちらかがキャリアを極め、もう一方はサポート
どちらかが本社執行役員・本部長クラス以上を目指すキャリア志向で働き、もう一方は家事・子育てをメインに会社ではワークライフバランスを志向し本社部長以下、あるいは子会社役員あたりのポジションを目指しのんびりと働く。
【パターン3】お互いワークライフバランス重視
お互い子育てに協力しながら、2馬力のメリットを活かし、ワークライフバランス重視、本社部長以下あるいは子会社役員あたりのポジションを目指しのんびりと働く。
こう書き出してみるとパターン3が精神的なプレッシャーも適度で一番楽しく充実していそうです。
ピーク時の世帯年収は2000〜3000万円にはなるでしょうから、十分な生活もできると思います。
しかし、人生、そんなに甘くないです!
最初からこのスタンスで定年まで肩叩きにあわずに乗り切れるでしょうか?
手抜きをせず、全力でしっかりパフォーマンスを出して評価されてこそ、結果としてパターン3の生き方を勝ち取ることが出来るのだろうと思います。
次回、具体的なライフイベントに即したキャリアプランをみていきます。