3ニャンズとお仕事日記

3ニャンズとお仕事日記

コロナ過の日常生活の中で、
縁あって3匹の保護ネコと暮らし始めました。
ネコは、生活と仕事に潤いを与えてくれます。

Amebaでブログを始めよう!

いつも作っている肩幅のベストより、

 

肩から腕を被うデザインの、

 

謂わゆるドロップショルダーというベストを、

 

鮮やかなロイヤルブルーの糸で、

 

オーダーされた。

 

2月初旬より編み始め、

 

やっと、本日仕上がった。

 

無地のメリヤス編みなので、

 

早めに仕上がると踏んでいたが、

 

予想外に時間がかかってしまった。

 

時間が余分にかかったその訳は、

 

裾に無地柄を入れようとしたところ、

 

編み目の数から、上手く均等に入らない事が、

 

編み始めてからわかり、メリヤス目に直す作業が、

 

加わってしまった事と、

 

肩まで減らし目がなく、

 

身幅の編み目がそのまま続くので、

 

段数が中々進まなかった事。

 

形は、肩の段差も無く、

 

裾も真っ直ぐなシルエットにしたいので、

 

ゴム編みでなく、

 

ガーター編みにして、ほとんど四角い形にして、

 

裄丈の足りない分を一目ゴム編みで、

 

3センチ程編み出して見ました。

 

着用すると、ニットなので程よく身体なじみ、

 

イメージ通りの仕上がりになりました。

 

今日は、20度近くまで気温が上がり、

 

暖かく過ごしやすい日でしたが、

 

天気予報によれば、また寒気が戻る日もあり、

 

着用する日もあるかと思います。

 

まずは、発送出来て、ホッとしています。

 

 

ディオール展の会場に入ってすぐの展示作品は、

 

余りに有名なディオールの代表作の、ニュールックでした。

 

ショート丈のジャケットのウエストは、ギュッと絞られ、

 

切り替えなしのペプラムに続きます。

 

ペプラムの張りは、ゴウス等の芯地を裏打ちして、

 

横に張るシルエットを保つように作られています。

 

その構造線の見事さ、

 

職人の技術力がよくわかるデザインです。

 

下に広がるプリーツスカートとのアンサンブルが、

 

まさしくニュールックと言われる所以なのだと、

 

感じました。

 

また、ディオールが、

 

ことの他日本贔屓であった事を知りました。

 

幼少期に、フランス万博で日本文化に魅了された両親が、

 

浮世絵などを購入し、室内に常時飾ってあった事から、

 

影響を受けてようです。

 

戦後初の海外でのファッションショーは、

 

日本で開催され、

 

佐賀錦や龍村織物の日本の代表的な織物で、

 

作品を作っています。

 

日本がテーマのコレクションは、

 

歴代のディオールのデザイナー達、

 

マルクボアンや、サンローラン、ジョンガリアーノ、

 

ラフシモンらにしっかり受け継がれています。

 

彼らの日本的な作品が、

 

それぞれ展示されていましたが、

 

そのデザイナーらしいカッティングやシルエットが、

 

表現されていて、比較対象して見るのも、

 

楽しいものでした。

 

皇室からの依頼で、

 

美智子皇太后の結婚式のドレスを、

 

3着デザインしている事を初めて知りました。

 

 

終了するまでに、もう一度足を運びたいと思っています。

 

開催中の大盛況のディオール展、

 

行こうかどうか迷っていた所に、

 

友人からのメールで、

 

当日券でしか入場出来ない事や、

 

混雑具合によっては、

 

入城時間を指定されることを知りました。

 

朝9時に会場に到着すれば、

 

10時の開場に間に合うというありがたい情報を貰い、

 

展示会オフ日を利用して、

 

重い腰を上げ、早朝に行って参りました。

 

 

結論、

 

行って良かった。

 

感動の嵐、、、。

 

作品の数も半端なく多く、

 

お値段以上の素晴らしい展覧会でした。

 

デザインスクールで、服飾史を学んでいるのと、

 

ファッションの仕事をしていたので、

 

それなりにディオールというデザイナーの事を、

 

知っているつもりでしたが、

 

より深く知る事ができました。

 

歴代のデザイナーの作品も、

 

見事でしたが、

 

白の麻の生地で作られたトワルが、圧巻でした。

 

普通、トワルは、

 

シーチングという生成りのコットンで作成されますが、

 

フランスのオートクチュールのアトリエでは、

 

トワルというだけに、白麻を使うようです。

 

構造線がはっきりわかり、

 

また修正箇所を、赤いペンで印してあり、

 

作品がどのように試行錯誤して、練られていったのかが、

 

如実にわかります。

 

デザインによっては、

 

いろんな角度から観賞出来るように、

 

回転させてあるトワルもあり、

 

有り余る好奇心を満たしてくれました。

 

この時代の、

 

衣服が持つエネルギーを、存分に感じた次第です。