小さいころから、大好きだった

 

叔母が肺がんstageⅣと診断された。

 

叔母はいつも明るく、優しく

 

手編みが得意でセーターを編んでくれたり、

 

すだちがたっぷり入った

 

五目寿司を作ってくれたり

 

いつも、私たち家族を支えてくれていた。

 

幸い、抗がん剤がよく効き

 

進行癌であったにも関わらず

 

通院治療をしながらも5年以上も頑張ってくれた。

 

だけど、もう、治療はしないと宣言し

 

緩和医療を受けるために入院した。

 

私は、医療者で、遠方に住んでいて

 

急変時には、駆けつけられない可能性があり

 

休みの日に、子供を連れて飛行機に飛び乗り

 

お世話になった叔母のもとへ。

 

意識はしっかりしているけど

 

経鼻で酸素を投与されていて、両側下肢はパンパンに

 

浮腫んでいる。しんどいのに、笑顔で訪室を喜んでくれた。

 

脚をマッサージしながら、元気にしてあげたいと

 

つぶやくと

 

「副作用のない抗がん剤はないもんね」

 

とつらかった闘病を振り返る重い言葉が返ってきた。

 

そのとおりなのだ。早期で見つかり、

 

手術で完全切除ができて、再発がない患者さんも

 

いるけど、進行癌だったり早期がんでも再発してしまい

 

抗がん剤や放射線治療が必要な患者さんもいる。

 

嘔気、アレルギー、脱毛、骨髄抑制、倦怠感、胃腸障害、疼痛・・・

 

そう、副作用がない治療はないのだ。

 

そして、副作用はすべての人にでるわけではないが

 

すべての人に治療が

 

効く保証もない。

 

もちろん、

 

抗がん剤が奏功し延命、克服できる患者さんは

 

数多くいる。

 

頑張ってくれている患者さんの力になれるよう

 

精進せねば。

 

叔母は私たちの訪室の数週間後に永眠された。

 

今まで、いろいろとありがとう。

 

また、叔母に会いたい。