その手の内の大型手裏剣を振れば途端に広がるは真っ赤な血の海
この光景になれてしまってはもう人間とは言えないのだろう……目を細めて佐助は周りに散らばる屍を見下した
敵になるから悪い
掛かってきたのが悪い
相手を考えないのが悪い
そう言ってしまえばそれは正当化と呼ばれてしまうが、現に佐助がこの屍を無表情に作り上げるのはそれらが理由だった
それ以外には何もない
人を殺すのが好きなわけではない、そこまで狂ったつもりはなかった
それに向こうから突っ掛かってくるから相手をして殺す他に成す術がない
殺らなければ殺られる
それがこの時代の掟だ
ガサリという小さな音にまだ相手がいるのかと半ばゲンナリしながら振り返る
だがそれは味方…といえば味方だった
「随分派手にやったな」
「殺らなきゃこっちが殺られんの、小言は勘弁してよ
片倉の旦那」
苦笑して見せると小十郎はそれに顔を歪めた
「よく笑っていられるな…」
「そりゃ失礼」
「失礼に思ってねぇだろ」
「はいはい失礼致しましたよっ………と、アンタ主はいいの?」
「あ?」
「政宗様政宗様っていつも着いていってんじゃないのさ
今日はこんなところに…珍しい」
「政宗様なら本陣辺りで真田と共闘してんじゃねぇか?」
「あ…そ、」
不貞腐れたように言い放つのを見るに、小十郎は蒼紅共闘の場から追い出されたのだろう
かくいう佐助もその一人であった
不機嫌な小十郎を見ていて佐助はふと気付いたのだが
「……片倉の旦那でも血、被ったりするんだ」
「? どこにだ?」
「腕とか足とかに飛んでるよ
あとそこ」
ちょいちょいと自分の頬を指してやると「これは傷だ」と返された
「また洗わなきゃならねぇのか…」
「それが戦が終わっての一番の苦痛だよねぇ…」
何が一番大変って、洗濯をする人の身にもなってみろと
人の血液という汚れほど頑固なものはないと二人は認識している
「言い方はあまり良くねぇが…事実は事実だな」
「俺様この忍装束何着目だろう……」
切実に
切ッ実につらい
特に冬場の洗濯は最早天からのいじめだろう
そんな主夫のようなことを考えながら二人が闘っていようなど…誰が思うのだろうか
――反省――――
いないと思います
つか最初はシリアスだったよね?多分
出だしは確かにシリアスだったよね!
アレ?軽いギャグになってんですけど何の事故?
御粗末様。
この光景になれてしまってはもう人間とは言えないのだろう……目を細めて佐助は周りに散らばる屍を見下した
敵になるから悪い
掛かってきたのが悪い
相手を考えないのが悪い
そう言ってしまえばそれは正当化と呼ばれてしまうが、現に佐助がこの屍を無表情に作り上げるのはそれらが理由だった
それ以外には何もない
人を殺すのが好きなわけではない、そこまで狂ったつもりはなかった
それに向こうから突っ掛かってくるから相手をして殺す他に成す術がない
殺らなければ殺られる
それがこの時代の掟だ
ガサリという小さな音にまだ相手がいるのかと半ばゲンナリしながら振り返る
だがそれは味方…といえば味方だった
「随分派手にやったな」
「殺らなきゃこっちが殺られんの、小言は勘弁してよ
片倉の旦那」
苦笑して見せると小十郎はそれに顔を歪めた
「よく笑っていられるな…」
「そりゃ失礼」
「失礼に思ってねぇだろ」
「はいはい失礼致しましたよっ………と、アンタ主はいいの?」
「あ?」
「政宗様政宗様っていつも着いていってんじゃないのさ
今日はこんなところに…珍しい」
「政宗様なら本陣辺りで真田と共闘してんじゃねぇか?」
「あ…そ、」
不貞腐れたように言い放つのを見るに、小十郎は蒼紅共闘の場から追い出されたのだろう
かくいう佐助もその一人であった
不機嫌な小十郎を見ていて佐助はふと気付いたのだが
「……片倉の旦那でも血、被ったりするんだ」
「? どこにだ?」
「腕とか足とかに飛んでるよ
あとそこ」
ちょいちょいと自分の頬を指してやると「これは傷だ」と返された
「また洗わなきゃならねぇのか…」
「それが戦が終わっての一番の苦痛だよねぇ…」
何が一番大変って、洗濯をする人の身にもなってみろと
人の血液という汚れほど頑固なものはないと二人は認識している
「言い方はあまり良くねぇが…事実は事実だな」
「俺様この忍装束何着目だろう……」
切実に
切ッ実につらい
特に冬場の洗濯は最早天からのいじめだろう
そんな主夫のようなことを考えながら二人が闘っていようなど…誰が思うのだろうか
――反省――――
いないと思います
つか最初はシリアスだったよね?多分
出だしは確かにシリアスだったよね!
アレ?軽いギャグになってんですけど何の事故?
御粗末様。