私の朝は銀さんを起こすことから始まる。
「ん…銀さん、起きて。」
自分も寝起きでウトウトしながら隣で寝ている彼をゆさぶる。
「んぁ…あと3時間…、」
「そんな2度寝してみたいけどダメだよ~。」
粘り強く声をかけ続けると、銀さんがのっそりと嫌そうに起き上がった。
まだぼーっとしているのか、頭をかいたり「うー」と唸ったりしている。
「お前が来てから朝早すぎて最悪なんだけど、」
「今までが遅すぎたんだって。もうすぐ8時になるよ?ふつうふつう、」
それじゃ布団を畳みましょう銀時さん、と言いながらすくっと立つ。
それでもまだウジウジしている低血圧男に、しょうがないなぁとほっぺに口づける。
銀さんは一瞬びくっと体をこわばらせた。
「はーい、おはようのちゅーだよ。さっさと動いて、っとと、」
手をひかれ体勢が崩れて銀さんの上に倒れこむ。
そのままぎゅっと抱きしめられた。
「なにするの銀さーん、」
「朝からんなことするお前が悪いんですー!銀さんおかげでムラムラしてきた。」
「キスだけでムラムラって中2男子かアンタは。」
銀さんは悪態をつきながらも腕に収まっている私が嫌がっていないことを
わかっているから、お構いなしに抱きしめ続ける。
髪に口づけを何度も落とされて、むずがゆかった。
「神楽ちゃん起きるよ~新八くん来るよ~、」
「大丈夫大丈夫。」
そんなことどうでもいいという風な銀さんと目が合う。
どちらからともなく唇に口づけた。
顔を離してへへっと笑う。銀さんもほほ笑んだ。
あと少し、あと5分だけ、
甘い時間もいいかもしれない
(神楽ちゃんどうしよう…声かけづらいよ。)
(イチャつかせておけばいいアル。私たちに気付いた銀ちゃんの顔は爆笑もんネ。)
(まぁいっか…。)