RC FORD F-350 High-Lift

TAMIYAの1/10RCカー、FORD F-350 High-Lift。
去年の静岡ホビーショーで発表。その模様をレポートされていたサイトを見て欲しくてたまらなくなり、発売を楽しみにしていた。
正直、TAMIYAのビッグタイヤ系RCはボディの造形が好みではなくあまり購買意欲をくすぐるものが少なかったのだが、これは違った。

FORDのライセンスをクリアし F-350を精密金型で再現したスチロール樹脂製ボディ、実車同様のラダーフレーム採用、ダンパーシリンダー、リーフスプリング、後輪操舵も可能な4WSステアリング、3速トランスミッションによる急勾配登坂や悪路走行が可能などなどギミック満載。
2006年秋頃に製品化-発売され、すぐさま購入。しかし組み立てはせずそのまま眠っていた。なぜかというと、このモデルには「走る、曲がる」以外に、とても私のGimmix-ismをくすぐるオプションが計画されていたから。

それは、マルチファンクションユニット/MFC-02というオプションパーツで、ヘッドライト・フォグランプ・ウインカー・ブレーキランプなどのライト点灯から、クラクション、振動ユニットによるエンジン振動時のボディの微振動の再現、極めつけはスピーカーを搭載させてV8エンジンサウンドを再現してしまうのだ。
いくら実車のリアル感を造形で再現しても、電動モーターRCの宿命であるウィーーーーンというモーター音はどうしようもなかった。しかし、TAMIYAは実際のV8エンジンのサウンドをサンプリングして取り込んだからすごい。荷台下にスピーカーを搭載しスタート時の「ブルルルルン」というエンジン始動音から、スピードコントロールやシフトチェンジ時のエンジン音の抑揚も再現。ボリュームコントロールできるのだが、それを大きめにするとかなり迫力のあるエンジン音で走らすことができる。
ちなみにTAMIYAのオフィシャルサイトに動画もしっかりアップされている。

とにかくこのマルチファンクションユニットが今年3月末に発売になったので、即購入しこのゴールデンウィークの休みを利用して一気に作り上げた。(だからこのGW家族サービスは一切なし・・・。)
友人から「ボディ塗装は一番面倒で面白くないところだから、最初にやった方がいいよ」とのアドバイスを頂いていたので、前半は塗装に集中。モデルはブルーとシャンパンゴールドのツートンだったが、一緒では面白くないのと色ムラを回避するためにブラックとシャンパンゴールドのツートン仕様に。屋外で塗装したので誇りがかなり混入したがまぁご愛敬。
十数年前に一度組み立て式RCを作ったのを最後に、こうしたメカニカルなものを触っていないため、メカ組み立てはかなり苦戦した。ギヤボックスの中にギヤを1個入れ忘れ最初から組み直したり、ステアリングロッドの向きを間違えたりと信じられないようなミスもしてたりする。まあそのおかげで、バラシと組み立てで再度調整ができたので良かったのだが。
一応お約束のフルベアリングも組み込んだ。受信アンテナは、見た目重視でロッドアンテナに変更。
また本体を全部組み立てたあとマルチファンクションユニットを組み込もうとしたのだが、かなりばらさないと組み込めない箇所もあり、あらかじめ綿密な組み立て計画を立てないといけなかったと後悔・・・。マルチファンクションユニットはうんざりするほど配線が入り乱れるが、シールで細かくナンバリングし配線できるので見た目ほど難しくはなかった。

実際走らせてみるとやはりRCは大人になっても面白い。まだアスファルト路面とグラウンドだけだが、今度急勾配や岩のある所などを走らせて能力を試してみたい。
「TAMIYA FORD F-350」でYouTubeを検索すると、かなり強烈な岩山を走らせたり、水たまりをぐいぐい走らせる映像がアップされていて思わず同じように走らせたいという衝動に駆られる。しかし自分のマシンはマルチファンクションユニットを搭載しているので、さすがに水たまりを突っ切ることはできないので我慢。

作り甲斐といいその完成度、遊び具合といいGimmix的には申し分ないモデルなのだが、何せ超高額商品セット。ネットでなるべく安い店を探さないと定価で購入するととんでもない金額になってしまう。私は別々の購入だったが今度セット販売されるらしい。このブログを見て触発された方は、そのセットがでるのを待った方がいいかも・・・。
あと多国併売でしょうがないのだろうが、組み立てマニュアルが英語併記でとにかく見づらい。特にマルチファンクションユニットの方は英語が多すぎ・・・。
バッテリーは大容量のものにしないとライトやサウンドのマルチファンクション機能で遊んでいるとあっという間に切れてしまう。それと、もともとギヤが低速設定なのと、金属パーツ&ユニット搭載で超重量級のクルマになってしまったため、スピード感は楽しめない。
まぁ、それらを差し引いてもGimmix指数MaxなToyだな!
これぞ、ギミック満載!

NHKの子供向け番組「ピタゴラスイッチ」の人気コーナーである「ピタゴラ装置」を紹介したDVDブック。
Vol.1が発売されていたことは知っていたが、Vol.2が先日発売されたのを機に2冊一括購入。
本が目的というよりは、「ピタゴラ装置」が映像で収録されているDVDが目当て(たいていの人がそうであろう)。

当ブログのタイトルを充分に満足させるギミックを満載にした装置の数々。大人も子供も楽しめる。さすが、佐藤雅彦研究所。
子供がよく番組を見ているので時々見たことのある装置もあったが、それでも装置の仕組みをしっかりと確認でき非常に面白かった。
ただ1冊(1枚?)20分程度なので少し物足りないと感じることも確か。腹八分・・・もうちょっと欲しいぐらいの方がいいのかな。あと、本題の解説ブックの方はもうひと工夫欲しいところ。今後のシリーズ化および編集に期待しよう。

装置のギミックもいいのだが、その装置の部品となる小物のセレクトもgood!
NHKの番組という大人の事情により、国産ブランドロゴがデカデカとある小物は使用されず(ナショナルの黒ラベル乾電池「National-NEO」もシールによって「BATTERY-NEO」になってる)、佐藤教授自らが海外への出張やロケの時に集めたというデザイン小物がふんだんに使われている(解説ブックにも一部紹介)。
普通だと無機質になってしまう装置も、ギミックだけでないデザイン的な完成度の高さ、センスの良さ、華やかさが感じられる。そこだけに注目してみるのも面白い。
あと、Vol.2のウリである“史上最長の装置”「No.41」。この装置よりもこの装置用に作られた「ピタゴラ装置41番のうた」うた:日下好明(ポリンキーのCMの歌のひと?)が家族でお気に入り。

1st Generation

iPodはいくつか所有しているが、操作パネルのギミック指数が一番高いのが第一世代(1G)だろう。
現行のiPodもクリック感のあるスクロールホイール(クリックホイール)だが、1Gは物理的にホイールを回しボタンを押すという操作感のある機械的なスクロールホイールだった。
回すと実際クルクル回る感じと、押したときのカチカチ感は、デジタルプレーヤーでありながら、どこかアナログ的な心地よさが感じられる。

所有している1Gは5GB HDDモデル。2001年頃発売なので5年前のモノになる。現行のメモリータイプのnanoでも8GBタイプがある今日、5GB?ってな感じだが、はやり歌をさらっと聴く程度のlight-music-lifeな私には有り余る容量(MP3フォーマットで1,000曲)である。
2インチモノクロディスプレイ搭載で、コネクタは上部のみに配列。現行ラインナップでは廃止されたFireWireジャック、イヤフォンジャック、ホールドスイッチのみ。もちろん現在のiPod搭載の30pinドックコネクタはまだ付いていない。樹脂製の全面パネルとステンレス製の背面ケースの組み合わせは、厚みは違えど現行品にも踏襲されている。
この1Gと2Gまでは、OS9.2(iTunes2)に対応しており古いMacintoshでも管理できる。やはり同世代のiBookとはデザイン的にもシンクしていると思う。

iPodといえば、その豊富なアクセサリーも魅力だが、1Gは前述の通り30pinドックコネクタを搭載していない。だから現行のドックコネクタタイプのアクセサリーはほとんど使用できない。充電もドックではなくFireWire接続からになる。私は電車通勤ではないのでiPodをイヤホンではほとんど聴かない(ちなみに私はイヤホンで長時間聴くと耳の付け根が痛くなる)。使用も車か家に限られるのでイヤホンジャックから外部スピーカーへの接続か、iPod用FMトランスミッター(Griffin iTrip)により、FM電波でとばして聞いている。深夜では、外部スピーカーだと近所迷惑なので、小型スピーカー付皮ケース(バード電子-ラヂオケース)にいれて楽しんでいる。

すでに、我が家ではiPod-5Gにその座を明け渡し出動回数が減っているが、それでも大容量の電池に交換したりiPodLinuxを入れてみたりとまだまだいぢり甲斐のあるヤツである。
