アヒルのミューズの6月28日のブログは「梅雨の心晴れないときに・・・」とある。『梅雨は、大事なのはよ~くわかっている。しかし、このじめじめと、むしむしと、強すぎるエアコンのお店や電車にいささか辟易として、その他いくつかの“個人的な事情”も重なってなんとも気分の晴れないこの時期』と書いている。私も蒸し暑さに付いていけない日々である。
東京が梅雨入りした日に沖縄の梅雨が明けた。沖縄の友人からの便りでは、6月末は蒸し暑いが『やんばるの離れ島、古宇利島と瀬底島に行って来ました。海が透き通り綺麗で、西へ帰る夕陽もパノラマのようで最高でした』とある。しかし、『残念なのが瀬底島に建築途中の大型リゾートホテルがリーマンショクの煽りでほったらかしに…廃墟とならなければいいのですが…』と言っていた。そう言えば、フテンマ、フテンマと啼いていた鳥たちはどこにいったのであろうか。政治家もメディアも、沖縄の心を知れと言いながら、今は無しのつぶて。
環境保護や破壊防止の美名の下、開発途上国にお金の援助が行われているが、その支援金は権力者の懐に入るだけで、人民のために使われることは少ない。ツバル共和国では「未来は金で買うことは出来ない」と語られている。この沖縄の友人は『宮里藍、美香、沖縄女性は強くて逞しいです』と、自分も夢を忘れないように、夢が実現できるように頑張らなければと語っている。来月は退職した田舎の兄貴夫妻とハワイ島に行くが、自然は、緑と海は守られているのであろうか。
一方、自宅近くにある路地裏のChefは『サッカー残念だったですね。サッカー少年に将来の夢と希望を与えたのは事実です。次世代のプレーヤーに期待しましょう!』と語り、『本日、30日限りです。勝てば、凄いイベント用意していましたが・・・睡眠不足は栄養不足だよ!只今、美味しい料理仕度中です。』とメールを寄越すが、老人性くたびれ症候群に罹っている。行けないのでごめんなさい。
そうなのである、18日からこのブログを更新していないのに、誰からも苦情が来ない。確かに少しずつ読者は増えているはずなのに、病気でもしているのかと心配する声も上がってこない。不徳のいたすところであろうか。いつもなら、この6月はヒマジンしているはずなのに、今年はどういう訳か、仕事絡みで結構多忙であった。身体が付いていかない、頭もフル回転しているはずなのに。これを「老人性くたびれ症候群」と言うらしい。
そう言えば、30年来行き付けの床屋のオヤジも入院しているらしい。他所に行ったことがないので困っているので、私の頭を知っている方は誰か上手な方を紹介してほしい。とにかく床屋しか行ったことがなく、美容院なんてとんでもないと思っていたが、時代が変わったようである。ヒゲの手入れも彼がやってくれていた。既に65歳、いや70歳前ぐらいであろうか。
今年3月26日の読売新聞にこんな記事が載っていた。私も人事評価をマイナスにされていたのであろうか。
★日本郵政グループの「郵便事業会社」灘支店(神戸市灘区)職員の芝英機さん(58)が、ひげを理由に人事評価をマイナスにし、給与を減らされたのは人権侵害として、同社に約157万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が神戸地裁であった。矢尾和子裁判長は「身だしなみ基準に違反しているとは言えない」とし、同社に約37万円の賠償を命じた。★
本日は梅雨の晴れ間なのか、蒸し暑いのでなく暑い、夏の暑さである。サッカーW杯の日本の健闘を讃えた晴れ間なのか、熱狂の国民、移り気な国民、熱狂の日々はどこに向かうのか。鬱々としていたのは、再三の「手のひら返し」にあきれ果てていたことにあるのも確かである。何処で返したんでその手のひらを! 何が楽しくて、何が欲しくて、何をしたくて、メディアバッシングもどきが起こるのであろうか。タイガーウッズ、小沢一郎、岡田ジャパン、相撲等々。とにかく見識、知識、理念、哲学、志、見通す眼差しがない。その先にあるのはお金か地位か利権か、やがて悲しき結末が訪れるであろう。さて、どちらにか?
「モモ」=時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子の不思議な物語
◆登場人物:モモ、お話上手な観光ガイドのジジ、寡黙な道路掃除夫ベッポ、灰色の男、どこにもない時間の国に住んでいる妖精のマイスター・ホラ、物語を動かしていくカメのカシオペア
◆モモの存在:モモはみなし児で、どこかからやってきて皆に世話をしてもらっている女の子。モモはなにもしない、行為でなく存在、そこにいるだけでヒーローであるような存在。唯一の力は「人の話を聞くこと」が出来る。モモが話を聞いてくれることで、大人も子供も、人と人の楽しいふれ合いを得る、自分自身を取り戻せる。