伊藤計劃はやっぱり凄い。

イントロからハーモニーの世界に引き込まれてしまった
前から思っていたが、感情を台詞へ直接描写せずに、感覚の表現や行動、周囲の状況であらわしているのことに独特のたんたんとした美しさを感じる。

しかも虐殺器官との対比とそれからの発展が素晴らしい。

ただ、作者からのSF的な疑問・話題の提示において、その答えと結論の提示がなされていないので欲求不満になってしまった。
最後の結果はいわば必然的に為されたものであり、(ミァハの「意識」には果たしてどのような意義が付加されているのかは私の知識、読解力不足によって理解出来ないしょぼん)トァンの、そして作者が出した答えだとは思えないからだ。



文中の、人の意識に関する、ミサカネットワーク的な説明にとても共感した。
自分は相異なった価値観や意見を同時に許容できる人間だからかな。周りの状況(時代とか地域とか社会のシステムとか一緒に話してる友達とか)が違えば正しさなんて変化するものだし、万人にとっての正しさや正義なんて存在しないと(今のところ)思っています。



作者がもうこの世にはいないことがとても悲しい。文体や表現にはもっと成長する余地があるし、年をとれば新たな答えを得る可能性もあっただろう。
作者の成長を非常に見たかった(泣


個人的にはハーモニーよりも虐殺器官のほうが好きかな。虐殺器官のほうが色々なテーマが混じっていて楽しめたかも。


感想はこんなところかな
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主に小説の感想を書くために始めてみました

一冊ごとに書いていこうかな長音記号2

とりあえず、今日買った本は、
翼ある闇 麻耶雄嵩
ハーモニー 伊藤計劃
月光ゲーム 有栖川有栖
騙し絵の檻 ジル・マゴーン
です


ワクワクが止まらないwww