我が家の娘は今年の4月に小学校に入学したばかりのピカピカの1年生。
入学した小学校では5月に運動会が開催されるため、新生活にやっと慣れてきたか?という頃に運動会の練習が始まる。
住んでいる地域は10月中旬くらいまでしっかり暑いので、私は5月の運動会に大賛成。
9月になると【運動会の練習中に熱中症で倒れて救急車で運ばれた】なんてニュースがよく流れるから。
5月の涼しい時期に練習できるなら親としても安心だ。
しかし5月開催であることを喜ぶ人ばかりではない。
・毎朝小学校に行くのもやっと
・小学校に行くのがしんどい
そういった状況の子も少なからずいるから。
学校を苦痛に感じる子にとって、4月の新しい環境に慣れるのもやっとな時期に、さらに運動会の練習が加わるとなると、精神的にも体力的にも相当な負担がのしかかると予想できる。
実際、友人に5月に運動会があることを伝えると
・入学したばかりなのにかわいそう
・すごくスパルタな学校なのね
と驚かれた。
私はそんな意見があることに驚いたが、たしかにそういった側面もあるのだろう。
しかし娘や近所に住む娘の同級生を観察してみたが、多くは運動会を楽しみにしていて、みんなで楽しくダンスの練習なんかもしている。
とくに不都合はなさそうだ。
天候だけでみたら、安定した気候の5月に運動会を開催することは全校生徒にとってメリット。
一部の生徒にとっては、5月という心が不安定な時期に開催するのはデメリット。
運動会にベストな時期とは
20〜30年前の気候なら10月開催で何の問題もなかった。
しかしグングン気温が上がり10月でも夏のように暑い日が増えている。
一方東北地方では昔から5月に運動会を開催しているという話を聞いた。
そもそも運動会は5月に開催するもの!という当たり前の認識があるから、問題にもならないのだろう。
地域によって様々な事情がある。
時代に合わせて柔軟に変えていくことがベストだと思う。
何かを変えると必ず反対意見が出る。
何をするにもメリットとデメリットがあるのだから、誰かにとってその選択がプラスになっても、誰かにとってはその選択が不幸を招くことだってある。
世の中そういうものなのだ。
となれば、多くの生徒にとってメリットになる方が選ばれるのはしかたがない。
それがたとえ負担であろうが、少数派は自分なりに適応していくか代替案を提出して訴え続けるしかないのだろうなー。