【きみとかんがえる こども読書会】

#8 オツベルと象

開催日時:2023年6月24日 (土) 10:00 - 12:00 JST 

参加者:あい、アルミ、おむすび、のんのん、りり

 

★最初の問い

 

 

・「おや〔一字不明〕、川へはいっちゃいけないったら。」誰に言っているのだろうな?

・「サンタマリア」をなぜしっているのか?

・なぜ月を「サンタマリア」と呼ぶか?

・白い象がなぜ工場にきたのか?

・なんで最後、全く関係ない話で終わったのだろう?

・なんで最初、オツベルは象をかわいがっていたのに、最後はかわいがっていなかったのかな?

 

★対話中に出てきた問い

・「なぜ、川にしたのかな?」

・林にはいっていく、トイレにいく、でもいいんじゃないか?

・最後のところで、川に入らずに、泥団子つくってもよかったのかな?

・なぜ、子供にオツベルと象の話をしたのかな?

・話を聞いていたのは誰か?

・子供と犬ではないか?

・なんで日曜日なんだろう?

・この話は教訓ぽい話が多いので、日曜日の教会などではなされたのではないか?

・サンタマリアというのは聖母ではないか?

・キリスト教の教えがまぜこんでいるのではないか?

・沙羅樹がでてきたのは仏教っぽくないか?

・日本はいろんな宗教を混ぜる傾向があるので、この物語はキリスト教や仏教をヒンズー教の色合いがあるのではないか?

・赤い着物の童子ってなんだろう?

・赤い着物の童子は座敷童ではないか?

・日本の土着信仰もまざっているのではないか?

・月からのお使いだったら、きつねじゃないかな?(赤い着物は赤いよだれかけ?)

・オツベルは象をどう思っていたんだろう?

・オツベルは最初から象を意識していたのではないか?

・オツベルは象を最初から道具として考えていたんじゃないかな?

・白い像は何故工場に来たのか?

・月からのお使いが急に現れてその後どうしたのか?

・なぜ月は三日月だったのか

・ここに出てくる象は、人や機械が怖くなかったり普通の象っぽくないのはなんでだろう?

・この象が白いのはアルビノだったから?

・象はどうやって文字を書いたのかな?

・ペンをもてたんだろうか?

・象は何も考えていないのではないか?バカ?

・オツベルが怖くて何も言えなかったんではないか?

・象の白さは、じゅんすいさ、むくさをあらわしていたんじゃないか?

・象は子どもらしさをあらわしているのではないか?

・象の年齢が示されるものはなかったので、象はもしかしたら子どもだったんじゃないか?

・牛飼いが話しているが子どもだとして、象も子どもという設定で話して、より教訓ぽくしたのではないか?

・最後、助けられて嬉しい気持ちより、さびしくわらったのはなぜだろう?

・オツベルに色々プレゼントをもらっていたので、そのオツベルが死んでしまったので悲しかったのではないか?

 

★進行役感想

・小学生3年生から中学3年生まで、お互いの意見に刺激しあい・されあい、問いが生まれてきて面白い読書会となりました。

・沙羅樹から仏教、サンタマリアからキリスト教、白象からヒンズー教、赤い服からお稲荷さんのよだれかけをイメージして神道、子どもから座敷童を想像して民間信仰・・実は非常に宗教色のあるお話ではないかという意見が興味ぶかく思いました。

・今回は最初のシーンにこだわって話し合いましたが、また機会があれば、オツベルと象の関係に焦点を当てて話ができたらなぁと考えました。

・宮沢賢治の擬音はいつも口馴染みがよく、楽しいなぁと思いました。