お昼を過ぎた頃、台所を主婦達にまかせて僕は鬼ごっこ担当になる。
今日一緒に来てるアメリカ人ボランティアのマーニーも鬼ごっこに参加。
マーニーには17才と13才の子供がいる。きっと子供が好きなんだろう。
足は遅め。


岩手といえど昼は暑い。
そんな事は経験済みで今日はしっかり服装を整えてきておりジャージを脱いでバスケの短パンに着替えた。

「うっわーそれかっけー!かっけー!欲っしい!欲っしーい!!」

子供達の目が急に輝く。
そうか。
スポーツショップなんてないもんな。
中学校になったらみくはバレー部、こはるはバスケ部に入りたいらしい。
よく考えたらそうゆうモノに憧れてた時期はあった。



この瞬間決めた。
確かに今日で遠野市からのボランティア活動は終わりだけど帰ってからもまだまだ出来ることはある。

まずはバスケの短パンをここへ送ろう。
サイズでかいかもだがウエストがゴムやしこの子達は成長期だ。
それから「ちびまるこちゃん」全巻。
さくらももこが好きでエッセイとかまでたくさん集めていたけどそれも全部送ろう。
さくらももこは老若男女楽しめる。
さくら先生も喜んでくれるだろう。
野菜とかは物資との関係があるから難しいが食べ物関係も今後また考えていきたい。


この子達と離れるのはめちゃめちゃさみしい。
でも遠く離れた岐阜県からも何かしら助けてあげる事が出来るのだと分かればさみしがっている場合ではない。
帰ったらすぐやろう。



今日も鬼ごっこは楽しく終わった。
「もう明日は来れないんでしょー?」
「明日もきてよー」
ごめんよ。
もう岐阜へ帰るんだ。
この子達もさみしそうにしてくれている。

「短い間でしたけどありがとうございました。」
皆さんに簡単だけど挨拶をした。
「こちらこそ子供達の世話をしてくれてありがとう」
あまり話せなかったおばあちゃん方々にもそう言って頂けた。
しっかり見ていてくれたみたいだ。


帰る頃には
名前書いてよ。
住所も書いてよ。
私も名前書くね。
ここの住所だよ。
短パン送ってね。
1人2枚ね。
靴下も欲しい。
なかよし読みたい。
怖い本が欲しい。


言われて嬉しいがこの辺にしておこう…



最後に昨日一緒だった主婦見習い達から、この子達への手紙を渡した。
「何て読むの?」だらけだったので読んであげた。
照れてるけど嬉しそうにしてる。
よかったよかった。



車に乗っても最後まで手を降ってくれる2人。
昨日までの僕なら多分泣いてしまう所だが大丈夫。
帰ってからも繋がりはまだまだあるからだ。
岩手の経験を経て
28歳のおれ。
ボランティアのスタート地点に今、立つ事ができました。

(mixiより転載)


今日がボランティア活動の最終日になる。

避難所のみんなとお別れと思うと、がんばるよりも、さみしいなという気持ちが先行してしまう。

しかし我々ボランティアはみんなの支えにならなくてはならない。

今日も1日がんばるぞ!


この避難所の悩み。
それは救援物資について。
今はもう最低限のモノは揃っている。
かずえさん(避難所のおばちゃん)いわく、きゅうりのようなフレッシュな生野菜や肉や魚、生卵、小麦粉、あとタオルケット。
本などの娯楽品なども欲しいとの事だ。
被災者からの希望も日々変化してきている。
しかしそれに対応出来ていないのが今の現状である。
もちろん各避難所によってばらつきはあるのだが。

だけど今日は吉報がひとつ。
物資として電子レンジとトマトとイチゴが届いた。
こういった生鮮品はとても喜んでもらえる。

届いてよかった。
ほっとした。
かずえさんも嬉しそう。
明日からも続けて来てほしい!!



台所でご飯を用意していると、みくとこはるが入ってきた。
小4の女の子達。

「ああ~イチゴだ~」
2人は興味津々だ。
盛り付け終えて10個くらい余っていたので
「みんなに内緒で食べていいよ」
そう言ってあげると2人は何も言わず夢中で食べ始めた。
ほんの10秒ほどでなくなった。
2人のがっつく姿は、少し涙が出そうになる。


(mixiより転載)


夕方になるとどうしても別れの時が来てしまう。

2人とももっと遊びたそうにしている。

「まだ帰らないでよ。カナヘビ泊まっていきなよ」

カナヘビってゆうあだ名が僕にはついていた。


僕はこの日を最後に岐阜へ帰る予定だったが、この子達がいたので、帰るのを1日延ばしてしまった。
「明日もくるよ!!」
って言ったらにっこりしてた。


みんな明るい!!
子供達はほんとかわいい!!

明日もくるか~



(mixiより転載)