「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」
HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル「何が面白いかを考えさせられるような番組になるんじゃないですかね」松本さんが第1話の中で話した言葉です。**********リンクはこちらからどうぞ。 上の画像をクリックしてもOKです。**********《はじめに》電車の広告でもテレビのCMでも見かけた方が多いはずのドキュメンタル。ボクの感想は「『面白い』とか『笑い』にステータスを全振りした作品」だと思います。☆全4話で1話60分。☆第1話は40分ぐらいは松本さんによる参加者の分析です。第2話から本編で、いきなり本編から見たい!と言う方は第1話のラスト15分ぐらいからどうぞ。ただその分析もかなり興味深いものなのでそこを見るとより一層楽しめると思います。☆一番面白いのは第3話。でも前後の流れもあるので1話から見るのがおススメ。 第3話で野生爆弾のくっきーがやる一撃の技は必見。☆時間がある程度確保してから見ないと最大限楽しめないと思います。(とはいえ4時間ですが)☆電車の中で見るのは相当キツイので家など大きな声を出して笑えるところが良いです。***********《ドキュメンタルとは》ドキュメンタルを簡単に言えば「超真剣な にらめっこ・笑ってはいけない」です。もはや大晦日の特番として定着した「笑ってはいけない」ですが、ここ最近の笑ってはいけないはすぐ大物俳優が出てきて堪えることもなく笑ってしまうのは…どうなの?と嘆く方もいると思います。吹き矢の痛々しさと笑わまいと必死に悶えていた1作目の「温泉旅館」、ジュウシマツ住職が出てきた「湯河原」などの初期の笑ってはいけないが良かった!と言う方には100%胸張っておススメします。またドキュメンタルは割と「お笑い向上委員会」の雰囲気に似ています。笑いにステータスを全振りしたあの感じです。つい最近演出面でリニューアルしちゃいましたが、ドキュメンタルの演出はもっと、かなりシンプルです。テロップも本当に着飾ってないフォントを使っていて「最近のテレビはテロップとかがゴチャゴチャしすぎ!」と言う方にはうってつけです。有機野菜の素材の味勝負です。万人には好かれないけど好きな人にはめちゃくちゃ好きな作品。それがドキュメンタルだと思います。*******************《ルールと葛藤》ルールを簡単に説明します。参加者は一人100万円を持って、10人がこの大会に参加します。主催者兼レフェリーの松本さんが別室で見守る中、参加者は密室の中で笑わし合い、最後に残った優勝者1人には賞金1000万円が与えられます。制限時間は6時間。外部からは何も笑いの仕掛けは起こりません。すべて密室の中だけです。☆優勝者はレフェリーである松本さんはイエローカード、オレンジカード、レッドカードの3種類のカードを持っています。松本さんが笑ったと判断した段階で流れは一時中断され、笑い具合によりカードを突き付けられます。レッドカードで退場です。なので計3回は笑ってもギリ平気というルールです。☆小道具の持参はいくらでもOK。ここに参加するには主催者である松本さんから直々に招待状がなければなりません。招待状は参加者の芸人さん以外にも何人か配られたようです。松本さんからこのような招待状が届くということは芸人として一定以上の評価をしているため、名誉あることです。もちろん断ることもできます。しかし芸人としてのプライド、そして参加費の工面に葛藤する姿も作品の中では見ることが出来ます(第1話)お金が足らなければ先輩芸人などに借りたりして工作してもOKです。ただし借りる時には理由を公言すること(「ドキュメンタルの参加費に…」)を例え家族でも禁じられています。このあたりにヒリヒリさがあります。**************《見るべき人》「まだ見るのを悩んでる…」と言う方には、この条件に当てはまったら見ることをおススメします。1、そういやAmazonプライム会員だった「翌日配達が便利だからプライムになった」と言う方はついでに、といってはなんですがそんな感覚で見てみてください。追加料金なしで見れます。「損したわー」ということはないと思います。取られるとしたら多分、時間だけです(それが一番大事か?w)2、お金を払ってまでライブを見に行ったりするお笑い好きの方お金を払ってまで見に行きたい!という方にはおススメです。絶対満足するはずです。かなりターゲットは狭い作品なハズです。現に松本さんもこの作品の中で「地上波ではターゲットが狭すぎてムリ」とおっしゃってます。そのターゲットは多分、この条件にあてはまる方です。「バラエティは流し見するタイプだからテロップとかが賑やかな方がいい」という方にはあんまりおススメは出来ません。3、下ネタが大丈夫な方テレビでは流せない、何でもありな笑わせ合いという以上下ネタもところどころ見受けられました。もちろん笑わせたモン勝ちですから、別にいいんです。ただ「下ネタはちょっと…」という方はおススメしません。この作品の中にもバッチリモザイクが入っていますので、メシ時にはおススメしません(笑)*********************《感想》個人的には大満足の内容なんですが、笑わせたもん勝ち、というより笑わなかったモン勝ちという印象が強かったです。たくさんの参加者を笑わせたところで特にメリットはありません。なので同時に3人以上笑わせたらカードが一枚戻るとか、そういうルールがあってもより良かったのではないかと。あとカードがない状態で笑わせたら金貨とかそういうのもいいんじゃないかなと思いました。今年2017年にはすでにシーズン2の製作・公開が決定しているので、そしたら吉本以外の芸人さんも!という要望が沸き上がります。鳥居みゆきとかホリケンとかウドさんとか。あと個人的に見たいのが中川家の礼二さん。場をかき乱す予測不能な芸人とプロでも笑ってしまう芸人が入るともっと面白くなりそうだなーと思いました。あとは出川さんとかの奇跡とかのハプニングを起こす系の芸人さんもいても良さそう。****************ここまで長々とした文章を読んでいただきありがとうございました。もう1度リンクを貼っておきます。よろしければ是非…HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル