この何年かの間に・・・
5年近く闘病していた母が5年前になくなり、娘の妊娠が分かったころに父がなくなり、健康だった両親が二人とも60代で亡くなってしまうなんて、全く想定していなかったのでショックは大きく、なかなか受け入れることが出来ませんでした。
頭では、人の命に関わることや人生を何でも思い通りにはコントロール出来ないと分かっていても、両親の人生が終わってしまったことを、ずっと信じることが出来ず、諦めがつけられないままでいました。
そして、大人になって自立してからは久しく感じることがなかった、帰る家が分からなくなってしまった小さな子供みたいな寂しさと同時に不安も久々に感じました。
それから無事に娘が生まれて、のんきで可愛らしい娘のお世話をするうちに、小さな私を育てている若いころの母と話しているような、母の思いを共有できているような気持ちになりました。
そして母と一緒にあたふたと私に向かっていた父の気持ちも何だか分かる気がしました。
娘に毎日楽しく暮らして、幸せになってもらいたいと思う気持ちが芽生えると同時に、両親の私への思いを感じたり、私をお世話してくれた大勢の人たちの顔を思い出して、もっと自分自身を大切にしないといけないな・・・ということに気づきました。
そしてどんな人も、その人の人生を尊重して大切にしなければいけないという優しい気持ちにたどり着いて、両親や大切な人達が自分の一部になっているような、寂しさが和らいでいくような気持ちにやっとなれました。
それから落ち着いた気持ちで、Bucket Listを更新していたら、その中の1つに、娘のために何か書き残しておきたいなとアイデアがわきました。
私なりに多少は娘が興味を持ってくれそうなことを書けたらいいなと思っています。
幸せの定義は難しく、誰かと共有しないと出来ないこともあり、自分でコントロール出来ることばかりでもなく、いつも幸せな状態でいることは容易ではないけれど・・・それでも楽しさや喜びや心地よさで自分の心が豊かになったように感じることを娘にはたくさん見つけてほしいなと思います。
また誰かの為に何かをする(出来る)ということは、実は与えているようで自分の心を満たしてくれる重要な要素だと思うので、このblogも娘の為に書いているようで私の幸せ、実は私自身の為に自由に趣味として書いていけたらいいなと思っています。
本当は娘以外に公開する予定はなかったのですが、読んでみたいとおっしゃって下さった方がいましたので公開blogを作りました。
(^_^)
2017年10月29日
盛岡旅行で骨折し入院している横浜の病院のベッドより。←本当に人生って何があるかわからない。(^_-)
