80年代半ば以降、これまで繰り返されてきた円高局面の学習効果から、
かつてのようなヒステリー的な反応は随分収まってきています。

しかし、円高の企業収益への影響は経済全体としてみれば一方的にマイナスに
捉える必要はなく、したがって企業家心理に及ぼす影響に関しては
より冷静にみていく必要があるのではないでしょうか。

さらにはやや視線を拡大すれば、日本企業が多国籍化の度合いを高めるにつれ、
連結べースでは企業収益の為替変動に対するクッションの厚みが増すことになります。