Wordのちょっとした便利機能がマクロでの誤動作につながることがあります。
例えば、Wordで文字列を削除するときに、直後の半角スペースも一緒に消されることをご存知でしょうか。
おそらく、感覚的に理解されていることだと思います。
This is a pen. という文章で is を選択してこの状態で [Delete] キーで削除してみます。
わかりやすくするために、削除対象の is の前後の半角スペースを太字にして比較しています。
以下、Wordの操作画像でご確認ください。
太字スペース:半角スペースをボールドして太字にしたもの。造語です(笑)。半角スペースを示す編集記号が微妙に大きくなっているのがわかるでしょうか。
is の直後の太字スペースが消えました。
is の直前の太字スペースが残っています。
このように、削除対象の直後の半角スペースも一緒に削除されます。
上記の選択範囲の文字列を削除する操作は、マクロでは、Selection.Delete に相当します。
マクロで実行しても、is の直後の半角スペースが削除されます。
文字列の並びに厳密なマクロを作る場合には注意が必要です。
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半角スペースにご注意(今後まとめます)