きぬあささんの記事に触発されて作りました。
「ユーザー設定の「元に戻す」機能を使用する(Word 2010 VBA)
」
「アンドゥ=元に戻す」といえば、Wordユーザーなら使わない人はいないくらい有名な機能ですよね。
私も大学の研究室に配属になったときに一番最初に先輩から教えてもらったのがこの「アンドゥ」でした。
ネーミングの音が面白いし、機能が優秀なので、大ファンになりましたね。
あ、これ、[Ctrl] + [Z] のことですよ。念のため。
さて、この「元に戻す」機能を強化したコマンドが、Word2010で搭載されました。
はじめてWord2010専用のマクロを作成しました。
きぬあささんに紹介いただいて、どうにも面白い機能なのでついつい作ってしまったわけです。
マクロは、テンプレートで配布いたします。
この記事の後半をご覧ください。
▼このマクロでできること
複数の行程を一気に「アンドゥ」できます。
複雑な書式設定を実施した場合に、元に戻したいときや、マクロで複数の行程を一気に実施した場合に元に戻したいとき、非常に役に立ちます。
マクロで数十の行程を実行すると、元に戻すのが大変ですよね。
それを一度に戻してくれる優れものです。
▼実行画面
マクロをインストールすると、アドインタブに以下のボタンが表示されます。
「アンドゥ」の記録を開始したいところでこのボタンをクリック。
ボタンが押された状態になり、マクロ実行中だとわかります。
この間に実行された操作がすべて履歴として1つにまとめられます
文字入力や、書式設定、置換などを実行します。マクロの実行も履歴として記録してくれます。
以下の例では、文字を入力してみました。
一通り作業がおわったら、もう一度このボタンをクリックします。
そうすると、この記録が終了します。
今、この「あいうえお~たちつてと」の入力作業の履歴をひとつのまとまりとして記録していました。
なので、操作を元に戻すときには、1ステップで戻ることができます。
クイックアクセスツールバーの「アンドゥ」ボタンに「アンドゥ・一気」という項目が表示されました。
これをクリックします。
このとおり、文字が消えました。
これ、うれしいですね。
このうれしさを共有していただけるWord2010ユーザーのみなさま、ぜひお試しください。
▼テンプレート
ダウンロード mwm_undo_ikki.dotm (23.1K)
(「右クリックメニューの「名前をつけてリンク先を保存」で、拡張子を .dotm にして保存してください。わかりにくくてすみません。こちらの記事
でコードを紹介しています。)
このテンプレートは、Word2010でのみ動作可能です。
Word2010以外のバージョンでは、ツールバーにボタンが表示されない仕掛けになっています。
なお、キーボードやクイックアクセスツールバーにマクロを実行を割付ける場合には、以下のマクロ名をご登録ください。
MWM_Undo_Ikki
▼関連記事
「元に戻す(Undo)」の新機能 目次
ユーザー設定の「元に戻す」機能を使用する(Word 2010 VBA)
(きぬあささんの記事)
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