Absolute Beginner's Guide to VBA (書籍紹介) | みんなのワードマクロ

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マクロの例文がほしくて、マクロ(VBA)の洋書を探しました。

日本のワードマクロ本の数は限られていますからね。


米国アマゾンで調べて書評を読みながら、自分にあった本をあたりをつけて、

日本アマゾンで購入しています。


今日は、その中でも比較的読みやすい1冊を紹介します。


Absolute Beginner’s Guide to VBA/Paul McFedries
¥2,105
Amazon.co.jp


この本は、マイクロソフトオフィスで使われてるVBA(Visual Basic for Application)の

全般の解説書です。


ワードマクロに特化した本ではありません。


しかし、読んでみて、あとエクセルマクロも勉強してみてわかりましたが、

VBAのプログラムは、ワード、エクセルともに同じ考え方なので、

このようなVBA全体の説明書であってもワードマクロに十分に

活用することが出来ます。


本書のいいところは、

対象とする読者を「プログラミングをしたことがない人」

と想定している点です。


さらに、語り口調が柔らかいので、技術書のわりにすごく読みやすいです。


私は、本書を辞書代わりに使っているので、関連項目しか読んでいませんが、

自分が知りたいことのヒントはかなりつまっています。


索引とVBA Statements(VBAで使われる機能、プロパティ、オブジェクトなど)の

一覧表が付録でついており、なかなか充実しています。


これを用いて、自分が調べたい内容を特定しています。


プログラム例は、比較的短くて、実際に実務レベルで直接、

役に立つものは載っていません。


たとえば、「Wordで実践 」は、長いプログラムと実務レベルで

すぐに役立つプログラム満載ですね。


このAbsolute Beginner's Guideには、たとえば、ファイルを開くとか、

書式を変えるとか基本的なプログラムが例示されています。


そのかわり、これらの短いプログラムの解説が詳細に記載されているため、

マクロ独習者でプログラミング初心者の方でも比較的安心して読むことが

できると思います。


あと、うれしいのは、使われている写真がWinXPとオフィス2003という点です。

私はWord2003を使っているので、自然になじめます。


最近の書籍によっては、WinVistaとオフィス2007という組み合わせも

多くなってきているので、自分の環境とできるだけ同じ解説書のほうが

わかりやすいと思います。


ついでに英語の勉強にもなるので、翻訳者の方にはおいしい本だと思います。


読んでいくうちに、VBAで使われるstatementの略記号の意味がわかったりします。


たとえば、vbCrという改行の記号がありますが、visual basic carriage return の

略だとわかってからは、bvCrと間違えて書くこともなくなり、記憶に残りやすくなりました。