文字色を黒色に変更するマクロです。
→登録方法は、こちら
で紹介したいくつかのページをご覧ください。
▼用途
納品前に書類の文字色を黒色に一括で変更するマクロです。
別に手動でやってもそれほど時間をかけずにでできますよ。もちろん。
でも、あえてマクロにやらせるんです(笑)。
こういう一歩一歩をマクロにさせておいて、いくつか手持ちがたまってきたところで
数歩分を組み合わせたときに、ちょっとしたよろこびがあります。
それはこれからのお楽しみに。
▼基本例
アクティブになっている文書のすべての文字の色を「自動設定の色」に変更します。
「自動設定の色」とは、デフォルトで決められた色です。一般的には「黒」が選択されています。
ActiveDocument.Range.Font.Color = wdColorAutomatic
「ActiveDocument.Range」が書類全体を示しています。
「wdColorAutomatic」が「自動設定の色」という意味です。
普段、何気なく文字の色をツールバーから変更していると思いますが、
ここに、「自動」って書かれた色がありますね。これのことです。
▼類似例
選択されている文字の色を「自動」に変更します。
Selection.Font.Color = wdColorAutomatic
「Selection」が選択された文字列を示しています。
▼応用例
青色の文字を検索して、赤色に変換します。
30行~60行:
検索する具体的な文字は指定しません。””として空欄にしてあります。
検索する文字列の色(青色)と置換する文字列の色(赤)を指定します。
プログラム文を眺めていると、なんとなくやっていることわかりませんか?
replacement(置換)とか、find(検索)とか書いてありますね。
Sub 青色文字を赤色文字に変換()
Dim myRange As Range
10 Set myRange = ActiveDocument.Range(0, 0)
20 With myRange.Find
30 .Text = ""
40 .Font.Color = wdColorBlue
50 .Replacement.Text = ""
60 .Replacement.Font.Color = wdColorRed
70 .Forward = True
80 .Wrap = wdFindStop
90 .Execute Replace:=wdReplaceAll
100 End With
110 Set myRange = Nothing
End Sub