会社や組織には、組織への定着や浸透・行動の習慣化を目的として、定期的・定例的に行われる会議や活動が複数存在します。

ところが、この定期的に行われる活動が、本来の目的とは裏腹に、問題を引き起こしているケースに気付く人は意外に多くありません。むしろ少ないと言わざるを得ません。




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毎月第1月曜日は全体朝礼

昨年までこのように行われてきました。

しかし、今回のように月末の7月31日だった場合はどうでしょう。

月次決算の発表、改善情報(クレーム)の共有、社内表彰、時には大事な新入社員紹介や慶弔等々、全ての情報及び情報共有・共感の場が最大7日間遅れてしまいます。

このようなことが起きないよう昨年、「月末が第1月曜日になるときは、全体朝礼を数日でも早めて行おう」と呼びかけました。

ところが今回、私を含め従業員全員がスルー、全体朝礼の準備がなされず、7日後の開催となってしまいました。


7/14600
14600分の7
「1週間くらい」と思うなかれ。
上の数字、「14600」はあなたが40歳だったとして、男性の平均寿命80歳として、この世を去るまで残された日数。(弊社の平均年齢はほぼ40歳だ)

その大切な日数のうちの7日間を、情報や共感の場を与えられないことに、疑問や不満を互いに持って欲しいと思います。


思考停止と手段の目的化
このように定期的・定例的に行われる会議や活動は、習慣化や定着化という効果の一方で、組織や皆さん一人ひとりに、危険な影響を及ぼします。

それは何でしょう。

それは「思考停止」と「手段の目的化」です。

そもそも朝礼も毎月第1月曜日としたのはルールではなく「目安」だということに気づかなければいけなかった。

毎週この日はこれをやる、毎月この日は会議をやる等々、決められたことを決められた時に行うことは大切ではありますが、その行動や会議をすること自体が目的となってはどうでしょう。

行動にしても会議にしても、それをやること自体が目的ではありません。

その行動や会議の目的は何か

その行動の先にあるもの、求めるものは何か。

その行動の先にあるもの、その行動から生み出すものこそに目的があるのです。


大きな問題があれば、それこそ全員を即時招集して話し合わなければならないこともある。
そんなことが想定されていれば思考は停止しなくなるだろう。


朝礼のための朝礼

会議のための会議

もうやめましょう。

大川印刷が紹介された番組、テレビ神奈川「神奈川ビジネスUp To Date」
 

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