昨日から第9期、12人目のインターンシップ生、福嶋さんが入って来た。
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インターンシップ生を受け入れて4年が経過した。弊社の場合のインターンシップは、基本的に6ヶ月間で、長期インターンシップにあたる。
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学生さんのインターンシップの目的は様々あり、主に以下のようなものがあると思う。

1.就活に有利になるよう、履歴書に書きたい。

この目的の人は最近増えていると思う。これはアルバイト経験自体が就活にあまり有効ではなくなっているからではないか?と思っている。
企業がマニュアル的、画一的な教育しかアルバイトにしなくなったために、アルバイト経験自体がスキルアップや、人間形成につながらなくなったのがその原因ではないか、と私は考えている。

2.出来るだけ早く、実社会で働く経験をしておきたい。

ここでは「体験」ではなく、「経験」と言うところがポイントだ。「経験」は長期インターンシップならではのもの。

この目的の学生さんも増えているような実感がある。弊社の場合、最近では1年生からインターンシップをしたいという学生さんが増えて来ている。

3.就職前に自分を鍛えたい。視野を拡げたい。

目的として1番多いと感じているのがこれ。自分を謙虚に捉え、まだまだ狭い視野を拡げ、本では学べない、アルバイトでは経験できないことを学び、自己成長につなげたい、という学生さんが多い。

4.就職前に成功体験が欲しい。

これは少々複雑だが、特に優秀な学生さんに多いように思う。就活では早々に複数の企業から内定をもらえる。内定をもらったのは良いが、今までこれといった成功体験もないことに不安を感じ、弊社のプログラムである、ソーシャルビジネスプロジェクトの立ち上げなどにチャレンジしてみたい、といったケース。

5.就職先として検討したい。

これが1番少ない。
そのため、他の社長達によく「インターンシップを受け入れても採用できなくて残念ですね」「大変ですね」、「それで意味あるんですか?」などと言われる。

そこまでは良いが、以前、ブログでのCSRの話の時と同じように、余裕があるからできること、という考えから「良いですねぇ…余裕があって」と言われるのはあまり嬉しくない。

そこで企業側の目的、メリットを紹介したい。

弊社で考えるインターンシップ受け入れの目的は、以下の3つがある。

1.社員さんや会社を元気に

弊社では現在20歳から71歳までの人が働いてくれているが、定期採用をすることは容易ではないため、どうしても若い人がなかなか入社して来なかった。その結果平均年齢も高い。そのような中、若い人が入ってきてくれるだけでも元気が出る、と考えた。

2.若い人を育てられる、人と企業になる

若者を育てられる企業でなければ、若者は入って来ない。言い換えれば、若者にとって魅力ある企業とは、人財育成にも力を入れており、自己成長ができる企業である。そのような考えだ。

3.若者ならではの自由な発想を活かし、新たなプロジェクトを起こす。

以上、3つを考えてインターンシップ生を受け入れてきた。

ここに来て、地域でインターンシップをしている学生同士、インターン受け入れ企業同士の交流が増えてきた。

このような「地域のつながりができること」も4つ目の目的、メリットとして加えたいと思う。

今月一杯で8期生の原さんがインターンシップを終える。
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「地域のつながり」をつくってくれた、原さんにこの場を借りてお礼を言いたい。

ありがとう。
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