天真爛漫と思いきや
実はナイーブ
三男くん
先日は中学に入って初めての中間テスト
数日前からそわそわ
兄2人にあれやこれや質問しては、
軽く受け流されながら
悩んでいる様子
消しゴム2個いるかな
シャー芯なくなったらどうしよう
お腹痛くなったらどうしよう
まず名前書かなあかんねんな
などとぶつぶつ言う日々
ついにテスト前日
いつもより早めに布団に入ったものの
なかなか眠れない模様
何度も起きてきては
トイレやら
お茶やら
ストレッチやら
もうすでに目が充血してるけど…
やっと眠りにつけたようで
安心したのも束の間
「お、おかあさん。
お腹いたい…」
「え、大丈夫?
うんこ出そう?」
「いや、うんこの痛さとちゃう。」
てっきり冷えたか何かのお腹いたやと思って
整腸剤のんで、
トイレに行ったら大丈夫なやつやと
思ったのが
午前3時
それからも
めちゃくちゃ痛がる三男
尋常じゃない痛がりに
ちょっと焦ってくるわたし
どうしよう
救急車か???
どうしよう
どうしよう
とりあえず電話で聞いてみよう
近所でやってる夜間診療所を教えてもらい
かけつけたのが
午前4時
親切な看護師さんに
優しそうな若いイケメン先生
診察しながら
悩むイケメン先生
念のため
浣腸して便も出して
それでも
お腹の張りが治らない
ますます悩む先生………
「あの~、実は今日初めての中間テストでして…
もしかしたら緊張しているのかもです…」
という私の言葉に
先生の顔が
パッと晴れた気がした
「そうか、もしかしたらそれかもしれないですね。
お腹は神経と密接な関係にありますので
そうですか
そうですか
このお腹の緊張したハリはおそらく
ストレスからきてるのでしょう。
いや~
僕もね~
何か原因不明の重篤な病気の可能性もあるかもと
悩んでたんですがね~」
急に饒舌になるイケメン先生
そして
先生に診察してもらった安心感からか
「もうお腹痛くない」
という三男
診察室の空気が一気にほっこり
ほんわかムードに
「緊張するよなぁ、わかるわぁ
先生も初めてのことは
緊張するもん」
優しいイケメン先生
ほっこりした気持ちで帰宅
寝不足で目が充血した中1
寝不足でひと様の前に見せられない顔のアラフィフ
どうしようもない二人組で
清々しい爽やかな早朝をすごした
結果
なんとか保健室に行くこともなく
テストを受けれた三男
一日クマのあるくすんだ顔で
同僚に心配されながら仕事をしたアラフィフ
「俺は一回経験したから
もう緊張せぇへんから
大丈夫や」
もうすぐ期末テスト
その言葉、信じてるぜ…