さて、久々に巨人未来予想図編。

今日は2019年巨人の試合を締める、リリーバー候補たちを考えていきたいと思います。

まず、リリーフに必要なのは「三振を取れる能力」と言われますね。

確かに現在のリリーバーで代表されるような投手はDeの山崎、オリックスの増井、古くは大魔神佐々木など三振を取れるピッチャーが印象に残っていますね。

しかし、2018年の巨人にはこの勝ちパターンが皆無でした。

シーズン始まりこそ上原・澤村・マシソン・カミネロと中継ぎ王国だと錯覚していましたが結果は知っての通り。

そこで今回は、来シーズン巨人に勝ちをもたらしてくれるのではないか、という投手を3人紹介していこうと思います。

まず一人目はこの人。
背番号29
鍬原拓也

ルーキーイヤーの2018年は、先発で5登板、中継ぎで1登板し、プロ初勝利も上げているこの選手。
特徴は何と言っても、三振が取れることにあります。

大谷翔平のように異常な速球を投げるわけでもなく、藤川球児のように特異な回転をしているわけでもないですが、その奪三振率は異常ともいえる11.39です。

奪三振率とは簡単に言ってしまえば1試合で必要な27個のアウトの内、三振をいくつ取れるかという計算です。

日本記録は'98の石井一久の11.05、今年セ・リーグの奪三振王だった菅野智之の奪三振率は8.91で、もし仮に規定投球回に達していたなら日本記録だった可能性もあるような可能性を秘めている選手であることがわかります。

球が早く、三振を取れる。リリーフとしての適性はチームNo.1ではないでしょうか。
守護神候補の一人であり、八回を任せられる可能性があります。

二人目はこの人。
背番号40
谷岡竜平

二年目となるシーズンは中継ぎとして25試合に登板。
防御率こそ5.76と奮いませんでしたが、彼には一つの特徴としてフォークボールがあります。

変化が大きく、曲がり方も独特で去年登板した試合ではこのフォークボールに手こずった選手を数多く見ることがありました。
速球も150キロ台を記録し、力で押すことも可能です。

ただ、コントロールという点で難があります。
カウントを悪くして歩かすことになったり、ストライクを取りに行こうとして甘いところに入り痛打されたりしたことで防御率が悪化しました。
このコントロール、特にフォークボールの精度が向上すれば、ストッパーとして花を咲かせる日は近いと思います。

三人目は谷岡選手と同じ年に入団した、この左腕。

背番号48
池田駿

二年目となる2018年では27試合に中継ぎとして登板。

初年度は3.35だった防御率でしたが、2018年度は4.07と悪化しましたが、投げっぷりとチェンジアップは目を見張るものがあります。
また、2019年度から二段モーションが緩和されるため、軸足に体重を乗せる投球フォームを採用したことで力強いボールを投げれるようになりました。

能力は申し分ない。
何か一つのキッカケさえあれば勝ちパターンに入れる逸材です。

ただ、彼の場合は怪我が多い。
勝ちパターンの中継ぎは、一シーズンに40〜60前後登板し、肩を作る機会はその登板数よりもかなり多くなります。

その過酷さに耐えるための肉体を手に入れることが、彼が飛躍する鍵となるでしょう。

以上、この3選手の今後に期待です!