全国高校女子硬式野球選抜大会 | のざっちの独り言

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おはようございます。

今日は女子野球の話題を。



43日に観に行ってきました、第23回全国高等学校女子硬式野球選抜大会。本当に素晴らしい試合を見せていただきました。なかなか感情を表せる言葉が見つからなくて、上手く表現が出来ませんが『女子野球、ナメんじゃねーよ!』って言っておきましょうかね。笑。


巨人対阪神の伝統の一戦が終わってからの開催だったけれども、残って試合を見てくれた阪神ファンと巨人ファンの方々、共に『今日のプロ野球よりも面白かったじゃん』って話している声が自分の耳に聞こえましてね。本当に嬉しかったし、これからもどんどん拡がっていくことを心の底から思っております。


試合内容も非常に濃く、両チームとも攻守交代の全力疾走であったり、1球1球の二遊間のカバーリングであったり『1つ1つの当たり前のプレー』をきちんとやっていることで、更に引き締まった試合になったんじゃないかなと思います。







神戸弘陵高校の良いプレーをまとめると、セカンドの三村歩生選手が1、2塁間の打球に飛びついてのファインプレー。あと、6回2死1、2塁の場面での1塁へのけん制でアウトを奪うサインプレーも本当に見事で素晴らしかった。そして、なんと言っても神戸弘陵の先発投手、日高結衣投手の154球の熱投。本当に感動しました。




福井工大福井高校の良いプレーをまとめると、ショートの東ここあ選手のショートバウンドを非常に上手く捌いてのファインプレーだったり、ファーストを守る小林愛海選手がエキサイトシートに飛び込みながらもファールフライを捕ったのも、どよめきが起こるくらいの衝撃を我々にあたえてくれました。本当に見事なプレーでした。






バッティングのことを少し話すと、工大福井の5番児玉椛姫選手。1打席目にレフトへスリーベースを放っていて、4回1死1、3塁で迎えた2打席目には先制となるライトゴロ。女子野球はライトゴロが普通にあるので、プロ野球ファンからすると違和感があるのかなとは思いますが、きっちりと5番としての役割を果たして、チームに先取点をもたらしました。


神戸弘陵も3番の正代絢子選手がライトオーバーのスリーベースを放つと、4番の島田羽菜選手がきっちりとライトに犠牲フライを放ち、同点に追いつきましたからね。


そのあとは両投手とも粘り強く本当に素晴らしいピッチングで涙が溢れ出してくるような展開でね。タイブレークまで縺れる決勝に相応しい試合になりました。


タイブレークの延長10回表、工大福井は送りバントで1死2、3塁にすると、1番の東ここあ選手のセカンドゴロを放ち、三本間で挟まれる形になりましたが、神戸弘陵の挟殺プレーのミスで3塁走者が生還。工大福井に値千金の勝ち越し点が入りました。


その裏、神戸弘陵も送りバントで1死2、3塁とします。しかし、9番並木加奈選手の打席でスクイズを敢行するも外されてしまい失敗。2死3塁となり、並木選手はファーストに鋭い打球を放ち、工大福井のファースト小林選手がその打球を弾きますが、セカンドの本村選手がきちんとカバーして、ピッチャーの吉森みひろ投手が1塁ベースカバー。並木選手が決死のヘッドスライディングを見せるも実らず試合終了。




女子のセンバツが史上初めて東京ドームで行われた決勝戦は延長10回タイブレークの末、福井工大福井が2―1で昨夏の大会で優勝した神戸弘陵を下して初優勝を果たしました。






東京ドームという夢の舞台で躍動していた高校女子球児達が非常に輝いていて『大好きな野球が東京ドームで出来る!』という想いがプレーを見ているとひしひしと伝わってきました。


今年の全国高等学校女子硬式野球選手権大会の決勝は8月2日に甲子園球場で実施することも決定して『春は東京ドーム、夏は阪神甲子園球場』というのが一時的なブームではなく、これからずーっと続いていくことを心から祈っております。


野球は男のスポーツだ。というものが何故か昔からあり、女の子のが野球だなんてという声もあったりしましたが、ようやくここまで来たんだなぁという気持ちもあります。でも、まだまだこれから。


拡がれ女子野球


この言葉がどんどん拡散されて、女子野球がメジャーなものになりますよーに!


それではまた。