アジアシリーズ ▽決勝 ラミゴ3─6巨人(11日、韓国・釜山)
巨人はアジアシリーズを制覇し、交流戦、ペナントレース、クライマックスシリーズ、日本シリーズと五冠を達成しました。
先発の宮國は6回を投げて1失点でしたが、韓国の公式球に戸惑ったのかコントロールが定まらず、非常に苦しいピッチングでした。なんとか縦のカーブやフォークボールを使って凌いだといった印象です。
将来、宮國も国際試合で投げる機会もあるでしょうから、そういった意味では良い経験だったのではないでしょうか。
そのあと、福田、高木京介は完璧に抑えたのですが、西村はポストシーズンの不調そのままに2失点し、すっきりと終りませんでしたが、2回の巨人の攻撃での石井の2点タイムリー二塁打と実松の2ランによる4点で試合の大勢は決まってしまった感があります。
前日のロッテ戦と同様に走行守ともに格の違いを見せつけたゲームでした。ただ残念なのは、日本と台湾との決勝戦ということもあり、スタンドがさみしかったですね、観客も3000人に満たない状態で、アジアシリーズの開催の意義を疑ってしまいます。前日の釜山のホームチームのロッテジャイアンツ戦も10000人程度でしたから、あまりにも観客が少なすぎます。
日本でも巨人が出場するにも関わらず、中継は有料のBSのみで地上波中継はありませんでした。もう少し各国でこの大会を盛り上げる努力が必要なのではないでしょうか。