時刻表の地図を
指でなぞってゆくと
心のアルバムに
しまってたなつかしい駅につく
最後の夏だから
思い出だけが欲しかった
人を傷つけても
それを思い出にした
遠野の町に白い日記を
ボストンバッグにつめてきた僕に
昔々のおとぎ話で
ページを埋めてくれた君
明日は帰るという
月夜の晩の福泉寺
好きだと口づけた
すすきの野辺よ
またいつか会えるかしらと
そう云って 君は泣いた
きっと迎えにくるよと
そう云って 僕は黙った
駅までの道を
青い林檎をかじった
やけにすっぱい味が
今でも心にしみている
遠野の町を自転車に乗り
涼んだ笛吹峠で
この町が好きと云った君の眼は
仔馬のように澄んでいた
あの町に帰りたい
あの頃をやり直したい
今でも残っているだろうか
古い曲がり家よ
あの町に帰りたい
あの頃をやり直したい
今でも残っているだろうか
古い曲がり家よ
ブログタイトルをご覧になって
柳田國男の『遠野物語』かと
思われた方が多いでしょう。
そうですね…
私のブログは
『湘南の風景』となっていますが
湘南地方から遥か遠くの
遠野まで来てしまいました
遠くなりついでに
海を渡って済州島へ
行ってみましょう
えっ!
あ、そうですかァ
もっと遠くへですか?
では、飛びましょう
はい、イスタンブールまで
はい、最後は
元気いっぱいの東京の歌を
お聴きください
お読みくださり
おっと間違えた
お聴きくださり
ありがとうございました
(2026.1.31)