4/10のお出掛け44 香り かぐわしき名宝展8 | Skywalker’s

4/10のお出掛け44 香り かぐわしき名宝展8

3章〝香りの日本文化Ⅱ 武家から庶民へ〟



 〝香道の発展と深化の一方で、
  貴族社会から武家社会へという大きな時代変化を背景に、
  香りの文化はさまざまな現れかたをするようになりました。

  戦国武将たちにおける「香り」は、
  貴重な香木を独占することで権力を示す道具ともなりました。
  また彼らのたしなみとして広まっていた茶道の一部としても重視されていました。

  江戸時代に入ると、特権階級だけでなく、
  市中に暮らす武士や町人の世界でも香りは日常的なものとなっていきました。
  着物や髪に香を薫きしめることは女性たちの身だしなみのひとつでした。
  香水や白粉といった化粧品はもちろん、香枕、香袋、あるいは線香など、
  生活のなかにある香りとの様々な関わりを紹介いたします。〟



〝織部獅子鈕香炉〟



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美濃焼は慶長ころに
織部と呼ばれる独特の造形や色彩の釉薬をほどこした作風を展開

茶道具に新風を吹き込んだ
全体にかけた緑釉は織部独特のものであり、側面には慶長17年の年号が記される

獅子の姿が何となくユーモラスな感じで
見ていて楽しい