お部屋の撮影も終わったので 諏訪湖の方に行ってみましょう。
湖に浮かぶように建てられたブロンズ像は 八重垣姫の像だそうです。
八重垣姫とは上杉謙信の娘とされていますが 実在の人物ではなく
人形浄瑠璃の演目「本朝二十四孝」に登場するヒロインです。
八重垣姫は、婚約者・武田勝頼のために兜を持ち出し諏訪湖を渡るという物語で
諏訪湖の自然現象・御神渡りをモチーフにしたと言われています。
八重垣姫が担いでいるのは 兜だったんですね。
その上に狐火が宿り その狐火に導かれて諏訪湖を渡っていくというお話だそうです。
実はもう40年以上前に 合宿の帰りの学年旅行の時に
諏訪湖を訪れているんです。
同じ場所らしきところに立ってみましたが
おそらく もうホテルは建て替わっているのかな?
と思ったのですが よく写真見てみると 同じ建物が残っていました。
前に大きなホテル?が建ったので景色が変ってしまったんですね。
では ホテルに戻って 裏手に移築された菊の間、 迎賓館の見学に行きましょう。
かたくらシルクホテルの宿泊者はフロントの方に言って鍵を開けてもらい、
中を自由に見学できるようになっています。
昭和天皇が食事に使われた食器です。
こんなところ 監視人もなしに 自由に見て回って大丈夫なのかな?
かたくらシルクホテルも9室しかないホテルですし
けったいな人は 来ないということでしょうね
どなたもいらっしゃらなかったので 自分の家のように見学させていただきました。
でも さすがに このソファーに座ったりは遠慮しましたよ
ここまでの見学で パパはお部屋に帰り
私は 隣にある「片倉館」の千人風呂に行きます。
片倉館は、大正から昭和初期に製糸業で栄えた片倉財閥が
地域住民の厚生と社交の場として
昭和3年に建設されました。
国指定重要文化財に登録されています。
かたくらシルクホテルの宿泊者には無料の入浴券がいただけます。
これが お風呂屋さんの入口とは思えないですね。