アクセルベタ踏みで。

メーター振り切ったまま、次から次へと追い越しをかける。

ひた続く緊張状態。

極限まで視界は狭まり、路面の小石にすら手が汗ばむ。

眩暈がするほどのスピードの中で、目指してる場所すらも忘れてしまった。

どこへ向かっていたのか
何をそんなに急いでいたんだろう


わかってるんだ。とても簡単なことだって。

それでもアクセルを緩める事ができなかった。



気づかせてくれてありがとう。

振り返ればいつだって大切なものは傍にあったのにね。

気付けば自分の事しか考えられないほどに、余裕を失くしてしまうオイラがいたよ。

暴走するオイラをいつもギリギリの所で止めてくれるその微笑みに感謝。

おいらにとって何よりの処方箋。

もう大丈夫。

ありがとうって素直に言える。そんな心を取り戻せたから。

ありがとう。産んでくれて。

ありがとう母さん。