夕食の後、談話室で三人は落ち着かない様子でみんなから離れて座った。誰ももう三人のことを気にとめる様子もなかった。グリフィンドール寮生はもうハリーに口をきかなくなっていた。今夜ばかりは、三人は無視されても気にならなかった。ハーマイオニーはこれから突破しなければならない呪いを一つでも見つけようとノートをめくっていた。ハリーとロンは黙りがちだった。二人ともこれから自分たちがやろうとしていることに考えを巡らせていた。
寮生が少しずつ寝室に行き、談話室は人気がなくなってきた。貴後にリー?ジョーダンが伸びをしてあくびをしながら出ていった。
「マントを取ってきたら」とロンがささやいた。ハリーは階段をかけ上がり暗い寝室に向かった。透明マントを引っ張り出すと、ハグリッドがクリスマス――プレゼントにくれた横笛がふと目にとまった。フラッフィーの前で吹こうと、笛をポケットに入れた――とても歌う気持にはなれそうにもなかったからだ。
ハリーは談話室にかけ戻った。
ジョーはふたりの様子をみて、その意味がわかった、そしてこ
わい顔して戸をばたんと|閉《し》めながら、「茶色の目をしたりっぱな青年なんてだいっきらい!」とつぶやいて、|
葡《ぶ》|萄《どう》|酒《しゅ》とスープをとりに|大《おお》|股《また》で出て行った。
その|晩《ばん》ほどりっぱなクリスマスのご|馳《ち》|走《そう》を食べたことは、彼らにはかつてないことであ
った。太った七面鳥に|詰《つ》め|物《もの》をして、|狐色《きつねいろ》に焼きあげ、きれいな|飾《かざ》りを
|添《そ》えてハンナが|食卓《しょくたく》へだしてよこしたときは、全くすばらしいながめであった。プラム入りの
プディングもそのとおり、口に入れればとろりと|溶《と》けた。ジェリーも同様、エーミーは|蜜《みつ》の|壺《つ
ぼ》にたかったはえみたいに|夢中《むちゅう》になって食べた。