今日カナダはハロウィンです。
カナダの子供達にとってハロウィンは特別。思い思いのコスチュームに身を包んでトラックオアトリートで歩き回る。街は子供達でいっぱい。賑やかな夜。
長いこと、ハロウィンが辛かった。
子供達と一緒にトラックオアトリートをして回るのはとても楽しかったけど、うつ病の私にとっては一大事。きちんと着替えて外に出て、知り合いにたくさん会うから笑顔で挨拶や会話をし、ニ、三時間。
子供達の笑顔が嬉しかった。
これは本当。
でも、家族全員で一緒に歩いてる同級生達に会うたび、日本に住む夫と離れ離れの自分の状況が辛くなる。そして、自分がそう感じているのなら、子供達もそう感じているに違いないから。彼らは絶対にそれを口に出さない。私に気を遣っているのかもしれないし、本人達も口に出すことでそれを認めて余計辛くなる事が怖かったのかもしれない。
幼い子供達にそんな思いをさせて。本人達に自覚はないのかもしれないけど、彼らがハロウィンを心から楽しんでいるのもきっと本当なのだけど。
彼らの笑顔が辛かった。
今はもう子供達も大きくなって、トリックオアトリートに行く年齢ではなくなった。この年頃の子達はトリックオアトリートの代わりに、ハロウィンパーティを友達とやったりするのだけど、今年は二人とも予定はないみたい。
じゃあウチでハロウィンディナーでも作ろうかな、そしてうちは今年はトリックオアトリートされる側になろう、訪ねてくる子供達にキャンディ渡そうと計画してたのだけど。
朝起きたらどうにも辛い。色々過去の事が思い出されるのか、イベントの時はいまだにいつもこうなる。
ハロウィンだけじゃなくてクリスマスとかイースターとかも。もううつ病も良くなって、家族全員で暮らしていて幸せなはずなのに。苦しくなって、とりつかれたみたいに動けなくなる。
今日は無理せずゆっくりすることにする。
子供達にディナー作れないけどごめん、なにかオーダーしようか?と聞いたら、
マック!!
だって。マジか。
いや、もうそれで良しとしよう。
マック買ってくる。