麒麟の翼 (特別書き下ろし)/東野 圭吾

¥1,680
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(評価)★★★★☆

(感想)
最後まで間延びした感覚がなく、楽しめた。
一言、メッセージとしては「自分に対しての正直な情報開示」の大切さなのかと。
それを様々な人の人生の変化のつながりで表現されていた。

観終わった後、何か心にズシンとくる作品だった。東野圭吾上映作品は容疑者Xの献身以来二回目だったが、人間模様が複雑に絡むストーリーに引き込まれた。
ウィニング 勝利の経営/ジャック・ウェルチ

¥2,100
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(評価)★★★★★

(書評)
この本を読んで思い出したことがある。就職活動が終わってから、ある社会人に「経営者の視点で仕事をする大切さ」を説いてもらった。その時、意味は良く分かっていなかった。今ならそのことが何となく分かる気がする。

GEで20年以上もの経営をしていた筆者の経験から、大局を見る視点づくりに一躍買えた。その時々の読む状況で違った学びがありそうだ。

この本は、四つの構成に分かれている。
1.筆者が在職中に考えていた経営哲学の概念について
2.組織の内部構造について
3.外の世界(競合)について
4.キャリアについて

これら四つを考えることで、今後会社生活で起こることに対しての対処法が見えてきそうだ。会社生活とはどういうものなのか、どういった問題や疑問、課題が出てくるのかが想像できるからだ。

特にすぐに効果が出そうだと思った部分は「上司とのつきあい方」についてだ。上司との関係を良好に保つために、上司からの完璧な質問を待つだけでなく、自分からのオープンな情報開示を心がけたい。

また、筆者が人材採用で使ってきたフレームワークも勉強になった。
「4つのEと1つのP」
1.Energy ポジティブなエネルギー
2.Energize 周囲の人にエネルギーを吹き込む能力
3.Edge イエス・ノーを決めづらい事柄に決断を下す勇気
4.Execute 仕事の実行する能力
■Passion 情熱

特に3と4については、強く意識したい。この視点が、リーダー層の視点だと考え、早いうちから同じ視点で仕事をしていきたい。
パンツを脱ぐ勇気/児玉教仁

¥1,575
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(評価)★★★★★

(書評)

MBA取得後、高額収入を手に入れることが可能なインターンシップには目もくれなかった筆者。その作者が目を向けたのはアメリカのジャンクフードだった。

周りからしたらくだらなく、理解できないことかもしれないが、筆者の行動は真剣そのもの。
読みながら、筆者の決めた目標に向けて取り組む「熱さ」に引き込まれていった。Amazonのレビューにも載っている通り、一気に読めてしまう。

アメリカに挑戦する「熱い」日本人の「行動」に勇気をもらうために、何度も読み返したくなると思える本だった。
100円のコーラを1000円で売る方法/永井 孝尚

¥1,470
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(評価)★★★★★

(書評)

マーケティングを広く、浅く理解するには適した本。私は確認と、実際の業務に活かせそうな新たな気づきとして活用した。

著者はIBMで様々なマーケティングに関わっていたそうだが、専門として得意にしている分野が何なのかは不明。本書はもしドラのマーケティング版のような印象。無知な主人公に対して、専門家がアドバイスして成長していくストーリー形式なのも酷似。

ストーリー仕立てなため、主人公の成長を追いながら楽しんでマーケティング企画の実際を学ぶことができた。主人公の女性の自分勝手で向こう見ずな性格が、周りに対してどんな迷惑をかけるかを客観的に知れた。

【本書での学び】

■顧客思考というものは相手の要望を全て鵜呑みにすることではない。顧客が望んでいて、競合他社が真似できない、自社が提供できる価値だというのは実際勘違いしやすいことなので、日々意識すべきことだった。

■既存のポジショニングを「分けて」、それから出てきた「コンセプト」をチームが実行可能な「マーケティング戦略」に落とし込む行程は、私の周りの全ての営業が意識してできているとは限らなかったため勉強になった。そして、これ以降の行程がスムーズに進むことは珍しいと思うので、円滑に進めるべくより「ほうれんそう」を徹底したい。その際も、「現時点で何が原因で、どんな対策をとっているか」を伝えられるようにする。

■コミュニケーションが戦略的に一貫しているのか?

■お客様の言いなりになることをカスタマーマイピアと呼ぶ

■イノベーター理論とキャズム理論

■顧客中心主義とは、「顧客の言うことを何でも引き受ける」ということではなく、「顧客のことに対して、自社ならではの価値を徹底的に考えて、提供する」ということ