誰でも良かった・・・
この言葉を聞くと、本当にやるせない気持ちになる。
まずは、亡くなられた方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
新幹線の中で起きた無差別殺傷事件。
犯人が語ったとされる動機が。。。
むしゃくしゃしていた。誰でも良かった。
だった。
この手の無差別殺人で、よく語れらる言葉が「誰でも良かった」です。
その「誰でも」にされた、個人はたまったもんじゃない。
今回は、犯人の生い立ちなど、色々と複雑な心理状況が起こした悲劇だとも言えるのかも知れない。
どこかで、救いの手が差し伸べられていたなら、こんな事は起こさずに済んだのかも知れない。
今回に限らないか・・・
本当の動機は・・・分からないだろうな。
これまでの同じような事件でも、このあたりは明確にならない事が多かったから。
精神鑑定は受けるのだろうけど、それで本当の心に中まで分かるとは、思えない。
正直、人に殺意を抱いた事はあるから。
理由は、些細な事なんだけど・・・積み重なるとねぇ
実行に移さないだけの理性(度胸がないとも・・・)と、忘却という安全装置が働いて、犯罪者にはならずに済んでいる。
なので、いわゆる怨恨での殺人とかは、理解はできる部分はある。
やっていいとは言わないが。
その他でも、介護疲れからとか、性癖からとか、まだ理解はできる。
ただ、「誰でも良かった」は、理解の範疇を越えている。
飢えた人が、食べ物なら何でも良かったと盗む事に近いのか?
心が飢えて、その飢えを癒す方法が、「誰でもいいから、人を殺したかった」とでも・・・
心、感情、このAIが実用化されようという時代でも、解明できていない人の神秘な部分でしょう。
暗黒面に落ちた時、人はその道を外してしまうのだろう。
いつ、どんな理由で暗黒面に落ちるのかは、落ちた人間しか分からない・・・