土曜日よりはマシになったが、風邪が治りきらず、試合はPK戦での敗戦とあって、さすがに帰ってからブログをアップする気力はなかった。
改めて、昨日の試合を振り返る。
12時過ぎに瑞穂に到着。
何度も書くが、本当に殺風景なスタジアム前の広場。
入場口での手荷物チェックも無し。
コンコースに上がる階段の横には、
クリスマスツリーが。
その根元には1年間のサポートに対するお礼の言葉。
オフィシャルショップもクリスマス仕様。
スタンドに入る。大型ビジョンも素っ気ない対戦カードの表示。
マリノスサポの皆さん。
対するグラサポ。
選手入場時のビッグフラッグ。
マリノスサイドでも、
この日のスタメン。
GK 楢崎、DF 隼磨、闘莉王、増川、阿部
MF ダニルソン、小川、淳吾、FW 永井、夢生、玉田
サブの紹介は無しwww
どうやら、闘莉王のFW起用は見送ったようだ。
リーグ戦で通用しなかった事を学習したみたいだな。笑゛
まぁ、横浜戦はロースコアの戦いになるだろうから、まずはDFラインを安定させるのは賢明な判断と言うべきか。
試合が始まる。
改めて、フォーメーションを確認する。
DFラインは、右から隼磨、闘莉王、増川、阿部。
アンカーの位置にダニルソン。インサイドハーフの右に小川、左に淳吾。
前線は右に永井、左に玉田、トップの位置に夢生。
ただ、前の5人のポジションはかなり流動的。
頻繁にポジションチェンジを繰り返して、マリノスDFを崩しにかかる。
ポゼッションは名古屋がやや上回るか。いや、マリノスの前線からのプレスや、守備の戻りが早くうまく攻撃を遅らされているようでもあるが。
ゴール前までは行くものの、最後の詰めが甘い。
どうも、パスの出し手と受け手の呼吸が合っていないと言うか、意思の疎通が出来ていない。
そのため、寄せが早く、球際に強いマリノスDF陣に尽く、チャンスを潰される。
組織での戦術が出来ていないから、個人技に頼らざるを得ない。
しかし、現&元日本代表コンビのマリノスCBを崩しきる事が出来ない。
永井、玉田がいながらスピードを生かした攻撃は皆無と言ってもいい状況・・・
一方、ディフェンスでは闘莉王が戻ったDFラインは安定感たっぷりで、マリノスに決定機を作らせない。
前半は0-0で終了。
後半に入っても、一進一退の攻防が続く。
やはり、攻撃の糸口が見いだせない名古屋。
どこで、攻撃のスイッチを入れるかが、はっきりしない。
ゲームメイクできる中盤がいないよなぁ。
後半22分、ダニルソンに替えて田口泰士を投入。
泰士の広い視野からの展開を期待してか。
互いに決定機を作るも、DFラインと両GKのファインセーブでしのぎきる。
結局、90分では決着がつかず、試合は延長戦へ。
延長戦を前に控え選手、スタッフ全員で円陣を組む。
延長に入り、徐々に両チームの足が止まり出す。
DFラインと前線の間が広がり、ややオープンな攻防になってくる。
延長前半12分、夢生に替えて磯村を投入。
淳吾を1列前に出して、淳吾の位置には磯村が入る。
延長も後半に入る。ここで小川に替えて吉村を入れる。
磯村、吉村のダブルボランチ、泰士がトップ下へ。
4-2-3-1にシステムを変更。
しかし、名古屋の選手の足が完全に止まりだし、マリノスの猛攻を受ける。
延長後半8分、9分と決定的なシュートを打たれるが、ここは楢崎がファインセーブを見せ、ゴールを死守。
延長後半もアディショナルタイムに入るところで、マリノスにFKを与えてしまう。
PAのやや外、右45度付近か。
キッカーは当然、俊輔。その左足から放たれたボールを綺麗な弧を描き、ゴールマウスを捉える。
が、そのコースを読みきった楢崎が弾き出す。
試合はPK戦へ。
再び、全員で円陣を組み、PK戦へ
マリノスの先蹴りでPK戦が始まる。
1人目、成功。
名古屋の1人目、淳吾。その左足から放たれたボールは無情にも枠の外へ。
2人目は互いに成功。
3人目も互いにキッチリと決める。何とも言えない緊張感がスタジアムを包む。
4人目も・・・
追い詰められた名古屋。
5人目が決めれば、そこで決着がつく。
マリノスの5人目。
楢崎が止めた!! 一気に盛り上がるゴール裏。
名古屋、5人目の玉田が決めて、PK戦もサドンレスに。
6人目、互いに決める。ひと蹴りごとにため息と歓声が交互にスタジアムを覆う。
PK戦の7人目に。
ついに8人目の勝負に。
マリノスが決めた後、ボールをセットしたのは隼磨。
隼磨の蹴ったボールは吸い寄せられるようにマリノス GK飯倉の手の中に。
奇しくも、昨年の天皇杯 準々決勝と同じ対戦相手、同じスコアでのPK戦。
昨年の悪夢が、再び・・・
スコアレスでむかえたPK戦は7-6でマリノスの勝利に終わる。
今期限りで引退の決まった巻佑樹のユニを来て、サポーターへの挨拶に向かう闘莉王。
同じく今期限りで退団が決まった吉村が、そのコールに答えてゴール裏サポのところへ。
この後、スタジアムに木霊した吉村のチャントには、ちょっとウルっと来た。
今シーズンの終わりを告げると共に、去りゆく選手を見送るホーム最終戦・・・