またまた、特急の調査依頼が舞い込んだ。しかもユーザーは海外のメーカー
当社の製品にユーザーの製品を入れて保管して置いたところ、両方とも変色したと言うのが、調査対象の事象だった。もともと、その手の製品を入れて長期間保管すると多かれ少なかれ変色はすると言う代物なのだが、今回はその変色が通常よりも早いと言うことで、調査依頼となった。
しかも、第一報が月曜の13日で、15日までには報告書を提出しろとのこと
で、現品は海外だから当然ない訳で、現品での調査は不可能
該当製品の製造ロットは今年の5月のもの。ロットを手がかりに記録類を調べていくが、5月の記録を取り出すだけでも、一仕事
まずは、原料の納入及び投入履歴を調べる。と、同時に該当ロットの出荷履歴を追う。
記録用紙とPCを駆使して、ひたすら調べる
原料が終わったら、製造記録の調査。該当ロットを含む一連の生産記録を調査。
記録用紙の束から、該当製品の該当ロットの記録を探す
まずは、必要な記録類を集めるだけで一仕事
記録が集まったら、それらを精査して、異常やトラブルがなかったかを調べる。
調べた結果を報告書にまとめるのだが、当然、記録類の中にはノウハウも含まれるから、そのあたりを注意して、文書に纏め上げる。
とりあえずは、今日中に体裁は整った。1人で書いた文書は、誤りや表現の仕方に癖がでるので、関係者にメールで回して添削をお願いする。
何とか、15日には間に合いそうだ。
「この報告書が終わったら、ぐっすり眠れるって保証はあるんですか!」