S2000は、6MTの車だ。当然のように足元には3つのペダルがある・・・今や絶滅危惧種と言ってもいい
F1ですら、2ペダルのパドルシフトの時代に、クラッチペダルのあるMT車のラインナップを探す方が大変だ。
シフトノブがアルミであるように、この3つのペダルもアルミ製である。ここもまた、オーナーのマニア心をくすぐる部分と言えよう
右からアクセル、ブレーキ、クラッチであるが、微妙は配置が分かるだろうか
ブレーキが若干、高めでアクセル側によっているのが。また、アクセルが一般の車より長めである。
これが、実にヒールアンドトゥーがやり易い配置になっている。
クラッチのミートポイントも深くも浅くも無く、程よい位置にある。
アクセルに対するエンジンレスポンスもいい・・・これはエンジンの素性が良いことが大きいが。
この3つのペダルとアルミ製シフトノブを駆使して、ワインディングを駆け抜けるときは至福のひと時で、オーナー冥利に尽きる・・・が、絶対的な速さを言ったら、現在のメカニカルクラッチを使った2ペダル車の方が早いだろう・・・
この10年の時代の変化を感じる3つのペダルだ。
「古きもののすべてが、悪しきものではないでしょう」